「口が奢る」の意味(類義語)
【慣用句】
口が奢る
【読み方】
くちがおごる
【意味】
おいしい物ばかり食べ慣れているので、食べ物に贅沢になる。「奢る」は、贅沢になること。
「口が奢る」という表現は、美味しいものや高品質なものを頻繁に食べていて、食べ物に対して贅沢な態度を持つ状態を指すんだよ。
つまり、「美味しいものばっかり食べて、ちょっと贅沢さんになっちゃってる」ってことやな。お高いものばかり食べてると、何を食べても物足りなくなるってことやね。
これは、ほどほどにしないと、せっかくの美味しいものも楽しめなくなるって警告やな。
【類義語】
・口が肥える
・舌が肥える
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「口が奢る」の解説
カンタン!解説
「口が奢る」という表現は、美味しいものや高級な食べ物を食べ慣れてしまって、普通の食べ物では満足できなくなってしまうことを言うんだよ。
「奢る」っていうのは、「贅沢をする」っていう意味だけど、ここでは「傲慢になる」、つまり、自分が特別だと思い込んで周りを見下してしまうという意味に使われているんだ。
例えば、「あの人は高級レストランばかりで食事をしているから、口が奢ってしまって、普通の家庭料理では全然満足できないんだ」っていう風に使うことができるよ。これは、その人が高級な食べ物に慣れてしまい、そのレベルにない食べ物には満足できなくなってしまった、という意味になるんだ。
「口が奢る」の使い方
グルメなともこちゃんと、おいしい店にばかり食べに行くようになってから口が奢ってきたみたいなんだ。
へえ。違いが分かる男になったってわけね。
そうなのかなあ。そういえば、最近、給食がおいしく感じられなくなって困るんだよね。
給食は、一人当たり200円くらいで作らないといけないから、給食センターの方は、とてもやりくりに苦労しているのよ。文句を言っちゃだめじゃない。
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「口が奢る」の例文
- 彼は、美食家で口が奢っているから、食事に誘う時、店選びに困るから嫌なんだ。
- 口が奢っている人に出す料理は気を遣うので、そういう来客には出前を取ることにしている。
- 彼は口が奢っているので、なかなかおいしいとは言わない。
- 彼女は、口が奢っているので、質が悪いお店に行くとみるみる機嫌が悪くなっていく。
- 彼は、大食いの癖に、口が奢っているから、家計を守る身としては、たちが悪い存在だと思う。