「愚にも付かない」の意味
【慣用句】
愚にも付かない
【読み方】
ぐにもつかない
【意味】
ばかばかしくて問題にならない。まったくくだらない。「愚」はおろか。
つまり、「おろかすぎて話にならへん」ってことやな。もう問題にすらならへんくらい、馬鹿馬鹿しいという意味やな。
これは、人が非常に理解できへんくらいおかしい行動をしたときとかに使えそうな表現やな。
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「愚にも付かない」の解説
カンタン!解説
「愚にも付かない」っていう表現は、それが問題にすらならないほど馬鹿馬鹿しい、くだらないっていう意味なんだよ。
「愚」は、馬鹿馬鹿しいこと、おろかなことを言うんだ。「付かない」は、「そこに定まっていないこと」、つまり、あまりにも馬鹿馬鹿しくて、問題にすらならないっていう意味。
だから、「愚にも付かない」っていうと、それが馬鹿馬鹿しいこと、つまり、そんなことを考えるだけ時間の無駄っていう意味になるんだよ。
例えば、宿題をやる時間があるのに、代わりに宇宙人が来て宿題をやってくれるんじゃないかって考えてるっていうのは、「愚にも付かない」考え方だね。それは、現実的な問題すらないほどくだらない考え方だからさ。
「愚にも付かない」の使い方
ともこちゃーん。告白して、また振られたんだけど、なんでかなあ。
そんなの健太くんが悪いに決まっているじゃない。
ええー。そんなに魅力がないかなあ。
魅力が問題なのではなく、惚れやすくて、次から次へと違う子に告白する人とは、誰も付き合わないわ。信用できないもの。愚にも付かない結果だわ。
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「愚にも付かない」の例文
- 「私はもう長くはないんだ」という彼の言葉を愚にも付かないことに思っていたのだが、今、それは本当だったのだと知った。
- 愚にも付かないことを、いつまでもぐずぐず言っている。
- 彼の相手になっていると、愚にも付かない話をいつまでも続けていそうだったから、僕は、沈黙することにした。
- 父と母は、よく愚にも付かない言い争いをしていて、聞いているこっちがばかばかしくなるから、いい加減やめてほしい。
- 彼がいつも読んでいる本は、愚にも付かない本ばかりだから、彼の発する言葉は浅くて軽いんだ。
- ともこちゃんが、普段から誠実さに欠ける健太くんの言葉を相手にしないのは、愚にも付かない結果だった。
まったく問題に値しないほど愚か、ということを示しているんだ。