「愚の骨頂」の意味
【慣用句】
愚の骨頂
【読み方】
ぐのこっちょう
【意味】
非常にばかげていること。
「骨頂」は、程度がもっとも上であること。「愚」は、おろか。
つまり、めちゃくちゃおろかなことを指すんやな。あまりにもバカバカしい、もう最高峰の愚かさ、ってことやな。
これは、人の行動や考え方がほんまに理解できへんくらいおかしいときに使えそうな表現やな。
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「愚の骨頂」の解説
カンタン!解説
「愚の骨頂」っていう言葉は、本当にバカバカしいっていう意味なんだよ。
「愚」っていうのは、おろかなことを指す言葉なんだ。そして「骨頂」っていうのは、元々は「骨張」という言葉だったんだ。「骨張」は「ほねばる」と読んで、頑固に意地を張るっていう意味があったんだ。でも、時間が経つにつれて、「骨頂」に変わり、「これ以上ない」、「強く主張する」っていう意味になったんだよ。
だから、「愚の骨頂」っていうと、本当にこれ以上ないくらいバカバカしいこと、あるいは、馬鹿げたことを強く主張するっていう意味になるんだ。
例えば、宿題をやらないで遊んでいた友達が、「うちの犬が宿題を食べちゃった」って言ったとき、それは「愚の骨頂」だね。それは、信じられないほどバカバカしい言い訳だからさ。
「愚の骨頂」の使い方
健太くん。その腕のけがはどうしたの?
昨日、母さんに電球の交換を頼まれたから、回転いすに乗って交換しようとしていたんだ。そしたら、回転いすが動いて、腕から落ちてしまったんだ。
なんて愚の骨頂なのかしら。回転いすに乗るなんて、そんな危ないことをしたら怪我をするに決まっているじゃないの。
そうだよね。母さんにも、父さんにも愚の骨頂と言われたよ。
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「愚の骨頂」の例文
- この期に及んでそんな馬鹿なことを言うなんて、愚の骨頂だね。
- 危険な場所にわざわざ行くなんて愚の骨頂だ。
- 健太くんは、同じ注意を何度もともこちゃんから受けていたにもかかわらず、失敗を繰り返してしまうのだから、愚の骨頂だ。
- 健太くんほどばかな男は、今まで会ったことがない、まさに愚の骨頂である。
- 本を読んだ後の感想は、自然と心に湧き出るものなのに、強制的に読書感想文を書かせるなんて愚の骨頂であり、本嫌いを増やす行為である。
- あんなに一生懸命受験勉強を頑張ったのに、名前を書き忘れて、試験に落ちるなんて、愚の骨頂である。
文字通り、「愚かさの頂点」を表す表現だよ。