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【杮落とし】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
柿落とし

【読み方】
こけらおとし

【意味】
劇場が新築あるいは改築して初開場することをいう。

【語源・由来】
古くは劇場の屋根を柿葺き(こけらぶき)にしていたが、屋根や足場に残る柿(木片)を払い落としてはじめて完成に至った。そこで柿落しが初開場を意味するようになったようであるが、語源ははっきりしない。「柿葺落し」と書くのは誤り。現在は語源に関わりなく新築あるいは改築の開場を記念して行う興行をいう。

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「杮落とし」の使い方

健太
今度、僕らの町に新しくできた文化会館の杮落としに、地元出身の有名ピアニストを呼んで、演奏会をするらしいよ。
ともこ
へえ。それはいいわね。ぜひ聞きに行きたいわ。
健太
平日なんだけど、学校を休みにして、生徒は、全員無料で聴くことができるらしいよ。
ともこ
やったあ。それは楽しみね。

「杮落とし」の例文

  1. そのスタジアムは20××年に開場され、日本初のクラブが独自に所有しているスタジアムであり、杮落としとして、そのクラブと海外のチームで親善試合が行われた。
  2. 新しいホールの杮落としに、外国の人気スターが来るそうだ。
  3. この作品は、東京国際フォーラムの杮落とし公演のために書き下ろされたコメディ作品である。
  4. 杮落としには、有名芸能人や、県内の政治家が一堂に会し、舞台上から祝辞を述べた。
  5. 六十億円もの税金をつぎ込んだ会館の杮落としの出しものに、半世紀以上も前に大成功を収めた企画で勝負する。
  6. 杮落としには、少年野球の大会が催された。



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