「歯が立たない」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
歯が立たない
【読み方】
はがたたない
【意味】
相手の力が自分より上で、勝ち目がないこと。食べ物がかたくてかむことができないという意味もある。
これは、自分の力不足を認める時に使う言葉やな。
【類義語】
・太刀打ちができない
「歯が立たない」の語源由来
「歯が立たない」の言葉の語源は、文字通りに考えると、硬すぎて歯が全く効かないものに対して使われる言葉だよ。
たとえば、鋼鉄の塊を噛もうとしたらどうなるかな?まぁ、まず噛もうとは思わないと思うけどね。でも、もし試みたとするなら、どんなに力を入れても歯は全く効かないよね。それどころか、力を入れすぎて歯が折れるかもしれない。
この具体的なイメージから、「歯が立たない」という表現が生まれたんだ。この言葉は、自分の力や技量が全く及ばないという状況に対して使われるようになったんだよ。
例えば、とても強い相手と試合をしたときに、どんなに頑張っても全く相手の力に及ばないと感じたことはない?それこそが、「歯が立たない」という状況なんだ。
また、この表現は、自分が何かに取り組んでいるとき、その課題があまりにも難しくて解決できないときにも使われることがあるよ。たとえば、難しい数学の問題を解こうとしたけど、どうしても解けないとき。そんなときも、「この問題には歯が立たない」と言うことができるんだよ。
なので、「歯が立たない」という言葉は、自分が困難な状況に直面しているとき、自分の力が全く及ばないと感じるときに使うことが多いんだよ。それは、自分の力不足を素直に認め、その難しさを他の人に伝えるための言葉でもあるんだ。
「歯が立たない」の使い方
「歯が立たない」の例文
- けんかで弟に負けたことはないけれども、バイオリンでは全く歯が立たない。
- 公務員試験の問題は難しすぎて私には歯が立たなかった。
- テストの最後の問題にクラスで一番の秀才ですら歯が立たない問題が出た。
- 今日の空手の対戦相手は強敵で歯が立たない。
- 久しぶりに、100メートルを走ったが、小学生相手に歯が立たなかったのでショックだった。
- 歯が立たない問題ほど、とけた時はうれしい。
もう一つの意味は、物が固すぎて歯が噛み切れないという状況を表しているんだ