「あったら口に風邪ひかす」の意味(類義語)
【ことわざ】
あったら口に風邪ひかす
【読み方】
あったらくちにかぜひかす
【意味】
親切心で言ったことがむだになること。
「あったら」は、「あたら」の転で、惜しいことにの意。「口に風邪ひかす」は、言ったことがむだになる意。
「あったら口に風邪ひかす」ということわざは、自分が親切心からアドバイスしたり助けたりしたことが、全く受け入れられず、結局無駄になる状況を表現しているんだよ。
そうなんや。つまり、「親切心で助けたのに、全く受け入れられずに結果的には無駄になる」ってことやな。親切心から口に入れてあげた食べ物が、逆に風邪を引かせるほどに冷たかったっていうたとえか。
人間、思ったようにいかんこともあるんやな。これは、親切が報われないこともあるって教えてくれてるんやろな。
【類義語】
・あたら口に風を入る
・無用の口に風邪ひかす
【スポンサーリンク】
「あったら口に風邪ひかす」の解説
カンタン!解説
「あったら口に風邪ひかす」っていうことわざはね、いい意味でアドバイスや提案をしたのに、それが全然受け入れられずに結局ムダになっちゃう、っていう状況を表しているんだよ。
例えば、友達が宿題を忘れてしまって、それを思い出させてあげたのに、「あ、それでもう終わらせてあるよ」と言われたときなんかは、「あったら口に風邪ひかす」っていう感じだよ。
このことわざの直訳すると「暖かいものを口に入れて風邪を引く」っていう意味になるんだ。だから、いいことをしたつもりが、それが全く役に立たず、むしろ自分が困った状況になる、っていう意味なんだよ。
だから、「あったら口に風邪ひかす」っていうことわざは、自分の親切心が全く無駄になってしまう、または良い意図が受け入れられないことを示しているんだね。
「あったら口に風邪ひかす」の使い方
雨が降るって言ったのに。
だって傘を持って行くのが面倒だったんだもん。
びしょ濡れになる方が面倒よ。あったら口に風邪ひかすになったわ。
素直に聞いておけばよかったな。
【スポンサーリンク】
「あったら口に風邪ひかす」の例文
- マスクをしないと風邪をひくよといったのに、ワクチンを接種した僕は絶対に感染しないと言い張り感染した。あったら口に風邪ひかすになってしまったなあ。
- 思春期の子には何を言っても反抗され、あったら口に風邪ひかすとなる。
- あったら口に風邪ひかすにならないよう、的確なタイミングで言う。
- ちゃんと忠告したのに、あったら口に風邪ひかすだった。
- 聞く耳を持たないやつに言ってもあったら口に風邪ひかす。