「彼方を祝えば此方の怨み」の意味(類義語)
【ことわざ】
彼方を祝えば此方の怨み
【読み方】
あなたをいわえばこなたのうらみ
【意味】
誰かの幸福は、誰かの不幸になり、双方良いようにするのは難しい。
そうか、それはつまり、「一方がうれしくなったら、他方が悔しい思いをする」ってことやな。
一方にとってええことが、他方にとってはあかんことになるってわけやな。みんながハッピーになるような状況を作るのは難しいってことを教えてくれてることわざやな。
【類義語】
・彼方立てれば此方が立たぬ
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「彼方を祝えば此方の怨み」の解説
カンタン!解説
「彼方を祝えば此方の怨み」っていうことわざは、一方が喜んでると、もう一方は怒ってる、っていう状況を表しているんだよ。
例えばね、サッカーの試合で、一方のチームがゴールを決めたら、そのチームの選手やファンは大喜びだけど、他方のチームは悔しくて怒ってるよね。それがこのことわざの意味だよ。
だから、「彼方を祝えば此方の怨み」っていうことわざは、一つの出来事が、人によって全く違う反応を引き出すことを示しているんだ。そして、全員にとってうまくいくようにするのはとても難しいこと、っていうのも教えてくれているんだね。だから、人々が喜んだり怒ったりする理由を理解し、相手の立場を尊重することが大切だよ。
「彼方を祝えば此方の怨み」の使い方
兄さんが、嫁姑問題で悩んでいるよ。
間に挟まれているの?
そうなんだ。彼方を祝えば此方の怨みってやつで、どちらかを立てればどちらかが不幸になるんだ。
同居を解消するしかないわね。
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「彼方を祝えば此方の怨み」の例文
- 巨大ショッピングモールが出店すれば地元民は幸福だが、商店街は不幸になり、彼方を祝えば此方の怨みとなる。
- 猫を可愛がれば犬が嫉妬し、犬を可愛がれば猫が嫉妬し、まさに彼方を祝えば此方の怨みだ。
- 彼方を祝えば此方の怨みというように、けんかの仲裁は難しい。
- 僕がしゃしゃり出ると、彼方を祝えば此方の怨みになるから、当事者同士で解決すればいい。
- 上司と部下の間に挟まれ、彼方を祝えば此方の怨みという状況に陥る。
すなわち、一方にとって有利なことは、他方にとっては不利になる。それが示すのは、全員にとって利益がある状況を作るのは難しいという事実だよ。