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「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」の意味(出典・類義語・英語)
【ことわざ】
過ちては則ち改むるに憚ること勿れ
【読み方】
あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ
【意味】
過ちを犯したと気が付いたら、ためらわずにすぐに改めるべきだということ。
ああ、なるほどな。つまり、「目的を達成するためにはまず周りの問題から解決していかないといけない」ってことやな。
敵の城を攻めるときも、まず外側の堀を埋める必要があるんやで。それと同じで、大きな目標を達成するためには、まず周りの小さな問題から片付けていくことが大切ってことやねん。
「論語」
【類義語】
・過ちを知れば必ず改む
・勝てば則ち之を改む
【英語】
It is never too late to mend.(行いを改めるのに遅すぎることはない)
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」の解説
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」っていうことわざはね、もし自分が間違いをしたと気づいたら、恥ずかしがったり、ためらったりすることなく、すぐにその間違いを直すようにしようっていう意味だよ。
たとえば、友だちと遊んでいて、うっかり彼の新しいおもちゃを壊してしまったとき、それを隠したり、ごまかしたりしないで、すぐに「ごめん、壊してしまったんだ。直す方法を考えよう」と謝ることが大切なんだよ。
このことわざも「論語」っていう本からきているんだ。孔子っていう偉い先生が言った言葉を集めた本なんだよ。だから、「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」っていうのは、自分の間違いを認めて、それをすぐに直すことの大切さを教えてくれる言葉なんだね。
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」の使い方
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」の例文
- 一目を気にして改めないより、過ちては則ち改むるに憚ること勿れというが、すぐに改めた方がビクビクせずに堂々と生きることができる。
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れという。躊躇せずに正しい道を選べ。
- プライドなんか捨ててしまえ。過ちては則ち改むるに憚ること勿れというよ。
- 人の目なんてどうでもいい。自分のために、過ちては則ち改むるに憚ること勿れという姿勢でいた方が良い。
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れというが、どう思われるのか気になって改めることができずにいる。
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」の文学作品などの用例
あやまちを改むるにはばかる事なかれだ。新しい男は、出直すのも早いんだ。洗面所から出て、部屋へ帰る途中、炭部屋の前でマア坊と運よく逢った。(太宰治のパンドラの匣より)