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【揚げ足を取る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

揚げ足を取る

「揚げ足を取る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【ことわざ】
揚げ足を取る

【読み方】
あげあしをとる

【意味】
相手の言葉のおかしなところや、言い間違いを、わざと取り上げて、からかったり悪口をいったりすること。

ことわざ博士
「揚げ足を取る」ということわざは、友だちがちょっと間違えたことや、変なところを故意に見つけて、それを指摘してからかったり、悪口を言ったりすることを指すんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「人のちょっとしたミスをわざと指摘して、バカにする」ってことやんな。誰かが間違いをしたときや、ちょっとした言い間違いをしたときに、それをわざと取り上げて笑ったり批判したりすることなんやな。

これは、思いやりのある態度とは言えへんね。相手を尊重し、彼らの小さなミスを気にしないようにすることが大切やね。

【語源由来】
相撲で相手が足をげたとき、その足を取って相手をたおすことから。

【類義語】
・言葉尻をとらえる
・重箱の隅をつつく

【英語訳】
to find fault with someone
to flame someone
to trip up somebody

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「揚げ足を取る」の解説

カンタン!解説
解説

「揚げ足を取る」っていう表現は、相撲でね、相手が足を上げた時に、その足を掴んで相手を倒すような動きから来ているんだよ。これが転じて、相手のちょっとした言い間違いや、なんかおかしいところをわざと見つけ出して、それをからかったり、悪口を言ったりすることを指すようになったんだ。

たとえば、友達がちょっと間違ったことを言った時に、「それ、違うよね」とか「それ、おかしくない?」とか、わざとその間違いを取り上げてからかうことだよ。それが「揚げ足を取る」っていう表現の意味なんだね。ただ、これはあまり良い行為とは言えないから、あまりしないように気をつけようね。

「揚げ足を取る」の使い方

健太
政治家の討論番組を見ていたんだけどね、相手がまだ話をしているのに、少しの言葉の間違いを指摘するためだけに、相手の話をさえぎっているのを見て大人げないなと思ったよ。
ともこ
ああいう番組に出る政治家は、人の間違いを指摘するような揚げ足を取ることばかり上手で、自分の意見がないわよね。しかも人の話を聞かない・・・。
健太
そうなんだよね。政治家って僕より間違いなく頭がいいのに、見ていて不愉快だし同意できないんだよね。
ともこ
こうやって、若者の政治不信が進むのよね。
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「揚げ足を取る」の例文

例文
  1. 今回のテストはあまりできなかったと言っている健太くんの揚げ足を取って、「今回もでしょ?」と、ともこちゃんが言った。
  2. 彼女の出した提案の揚げ足を取ってしまったが、ならば、自分の意見を言えと彼女に言われて、言い返せなくなってしまった。
  3. 学校で先生が少し発音を間違えたところを、鈴木くんはすかさず揚げ足を取って笑いものにした。
  4. 彼は、人の揚げ足を取って、反論できなくさせた上に、相手に負けを認めさせるのが上手だから、絶対に気を付けるんだぞ。
  5. 君は、僕の揚げ足を取ってばかりいるけれども、じゃあ、僕は一体どうしたらいいのか具体的に言ってみてくれないか?
  6. あの人は、言葉の揚げ足を取ってばかりいるから、あまり話したくないし、好きじゃない。

「揚げ足を取る」の文学作品などの用例

僕はこう問い詰められてちょっと文句に困ったがすぐと「そんならなぜ先生は孟子を読みます」と揚げ足を取って見た。(国木田独歩の初恋より)


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