「闇を以て疵を見る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
闇を以て疵を見る
【読み方】
あんをもってきずをみる
【意味】
暗い場所から明るい所を見るとよく見えるように、欲を捨て落ち着いた態度で人から自分が見えないように人を見れば、人の欠点が見えてくるということ。
「闇を以て疵を見る」ということわざは、自分の欠点を他人に見られないようにして、逆に他人を見るときには自然とその人の欠点が見えてくるということを表しているんだ。
あぁ、そうなんや。つまり、自分の欠点を人に見られないように隠しておいて、他人を見るときにはその人の欠点が目につくってことやな。
まるで闇の中から見ると、他人の傷や欠点がよく見えるみたいな感じやな。自分自身が隠しているからこそ、他人の欠点が目立つってことやな。これは、他人を見るときには自分自身の欠点も忘れずに反省することの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
もとは君主が臣下を観察する方法と説いたもの。本心を悟られないように虚静に臣下を観察すること。
【出典】
「韓非子」
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「闇を以て疵を見る」の解説
カンタン!解説
「闇を以て疵を見る」っていうことわざはね、自分の身を他の人から見えないようにして、他の人を観察すると、人の欠点が自然と見えてくるということを表しているんだよ。
例えば、暗い場所から明るい場所を見ると、細かい部分や欠点がより鮮明に見えるよね。
このことわざは、そのイメージから来ていて、「闇を以て疵を見る」は、自分の身を人から見えなくすることで、他の人の欠点や短所がよく見えるということを教えているんだ。
つまり、「闇を以て疵を見る」は、他の人の欠点を見抜くために、自分自身の欠点や短所を把握し、客観的に観察することの重要性を示しているんだよ。
「闇を以て疵を見る」の使い方
あの子に告白されたんだけどどんな子なんだろう。
闇を以て疵を見るといいわよ。
観察するの?僕が彼女を闇を以て疵を見ていたらやばい人だと思われないかな?
思うでしょうね。
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「闇を以て疵を見る」の例文
- 人事部の私は、常に闇を以て疵を見るように社員を観察する。
- 闇を以て疵を見る如く人を見ると本性が見えてくるものだ。
- 真の姿を知りたければ、闇を以て疵を見るのが一番いい。
- 冷静になって闇を以て疵を見ると、彼女の欠点が見えてきた。
- 闇を以て疵を見ると、百年の恋も冷める。