「耳にたこができる」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
耳にたこができる
【読み方】
みみにたこができる
【意味】
同じ話を何度も聞かされて嫌になるという意味。
例えば、親に「宿題やった?」って何度も聞かれて、「はいはい、わかったわかった、もう耳にたこができるわ!」っていう感じか。嫌になるほどよう聞かされるんやな。
【類義語】
耳につく
「耳にたこができる」の語源由来・解説
【語源由来】
ペンで文字を書き続けたときの指や歩き続けたときの足の裏には胼胝(たこ)が出来る。同じ話しを繰る返し聞き続けても、実際、耳にたこが出来ることはないが、耳にたこができるほど同じ話しを聞かされ続けているという喩えとして、古く江戸時代から使われている。
「耳にたこができる」の「たこ」は、日本語で「胼胝(せんせき)」という言葉からきていて、これは皮膚が厚くなって硬くなった部分を指すんだ。このたこができる原因は何かっていうと、皮膚が何かに対して抵抗をするときにできるものだよ。例えば、一日中歩き回ったときに足にできるヤツ、あるいは、毎日バットやラケットを握り続けていると手にできるヤツがそれだね。
で、それをなぜ耳にたとえるのかというと、それは「同じ話を何度も聞かされてうんざりする」感じを表現するためだよ。要するに、「その話、もうたくさん聞いたよ。耳にたこができるほどだよ!」ってことなんだ。たとえば、おじいちゃんが同じ昔話を何度も何度も話すとき、それをずっと聞いていると、「もう耳にたこができるよ!」って思うかもしれないね。
だけど、もちろん、これは比喩表現で、実際には耳にたこができるわけじゃないよ。
「耳にたこができる」の使い方
「耳にたこができる」の例文
- 毎日毎日同じ事ばかり聞かされて耳にたこができる。
- 毎日、家に帰るとお母さんに「勉強しなさい」って言われて、もう耳にたこができるよ。
- またその話?耳にたこができる。
- もう!うるさい!耳にたこができる!