「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」の意味(語源由来)
【ことわざ】
一馬の奔る、一毛の動かざるは無し
「奔る」は、「走る」とも書く。
【読み方】いちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし
【意味】
指導者が行動を起こせば部下も行動すること。
「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」ということわざは、リーダーや指導者が行動を起こすと、その影響が部下や団体全体に広がり、みんなも一斉に動き出す、という意味があるんだよ。
あーなるほど、そういうことか。つまり、「リーダーが動けば、それについてくる人たちも動く」ってことやな。
大将が突っ走ったら、その毛の一本一本まで、つまり部下一人一人も一緒に動き出すってわけや。これは、リーダーの行動がいかに大切か、それが周りにどんな影響を与えるかを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「庾信」擬連珠 から。一頭の馬が走ると馬の全身の毛が動く意から。
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「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」の解説
カンタン!解説
「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」っていうことわざはね、大きなリーダーや上司が何か行動を起こすと、その下の人たちもみんな一緒に動き出すっていう意味なんだよ。
例えばね、あるサッカーチームが試合で点を取るために攻めるとき、キャプテンが一番前に出てボールを蹴るとするね。その瞬間、チームの他のメンバー全員も一緒に動き出して、ゴールを狙うんだ。
これは、馬が全力で走り出すときの例えから来ているんだよ。馬が全力で走り始めると、その体の一本一本の毛までもが動き出すんだ。それと同じように、リーダーが行動を起こすと、その下にいる全員が一斉に動き出すっていうことを表しているんだ。
だから、「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」っていうことわざは、リーダーの行動がどれだけ大切か、そして、リーダーが動けばみんなも一緒に動くっていうことを教えてくれるんだよ。リーダーとして、自分の行動が他の人たちにどれだけ影響を与えるかをいつも意識してほしいな。
「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」の使い方
部員がなかなかやる気にならないんだよね。
部長の健太くんがやる気が無いからよ。一馬の奔る、一毛の動かざるは無しよ。部長がやる気を示さないとだめよ。
僕次第なんだね。
そのための部長でしょう。
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「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」の例文
- リーダーが率先して動かないとどうにもならない。一馬の奔る、一毛の動かざるは無しといわれる。
- 社長が行動で示せば、一馬の奔る、一毛の動かざるは無しとなる。
- どうしていうことを聞かない部下ばかりなんだろうと悩む前に、自分を省みるといい。上司がしっかりしていれば、一馬の奔る、一毛の動かざるは無しで、部下はしっかりする。
- 長と呼ばれる者が怠けると下の者は怠けるし、長が奮起すれば一馬の奔る、一毛の動かざるは無しとなって一同奮起する。
- 一馬の奔る、一毛の動かざるは無しというから、トップの人次第で組織は変わる。