「煙霞の痼疾」の意味(出典)
【ことわざ】
煙霞の痼疾
「煙霞の癖」ともいう。
【読み方】えんかのこしつ
【意味】
自然を愛する心がとても強いこと。隠居して自然と親しむこと。
自然を愛する習性を治しにくい病にたとえたことば。
「煙霞」は、もやとかすみ。転じて、山水の美しい景色。「痼疾」は、治りにくい持病。
「煙霞の痼疾」は、自然の風景を愛して旅を好むという習性や習癖を指す言葉なんだよ。
ほほー、つまり、自然が好きで旅をするのが大好きな人のことを指すんやな。
山や川、雲や空といった自然の美しさに魅せられて、ついつい旅に出ちゃうんやろな。このことわざは、自然や旅に魅力を感じる人の気持ちをよく表してるわな。
【出典】
「旧唐書」の世俗を避けて箕山に隠れ住んだ唐の田遊巌を高宗が訪て安否をたずねたとき、遊巌が答えたことばから。
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「煙霞の痼疾」の解説
カンタン!解説
「煙霞の痼疾」っていうことわざは、自然の風景が大好きで、旅行をするのが大好き、っていう性格を指すんだよ。煙霞っていうのは、山々の美しい風景や、空の色や雲の形、そういう自然の風景のことを言うんだ。
この言葉は、「唐書」っていう中国の古い歴史書の中の一部、「田遊巌伝」から来ているんだよ。この言葉を使って、人が自然を愛して旅を好む性格を表現しているんだ。それが「煙霞の痼疾」っていうことわざの意味なんだね。
「煙霞の痼疾」の使い方
健太くんのお爺さんは引っ越したの?
煙霞の痼疾で田舎に移住したんだ。
年老いてからの田舎暮らしは大変そうね。
病院が少ないし心配だけど、風邪一つひいたことがない人だから大丈夫だよ。
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「煙霞の痼疾」の例文
- 都会には煙霞の痼疾を考える人が多い。
- 空家をリフォームし、煙霞の痼疾である人を受け入れる態勢を整える。
- 健太くんは煙霞の痼疾だったので、愛する自然に囲まれた高原に別荘を建てた。
- テレワークは煙霞の痼疾の人たちにとって好都合で、一時東京は転出超過となった。
- 煙霞の痼疾を望み、都会の家を売りはらう。