「王侯将相寧んぞ種あらんや」の意味(語源由来)
【ことわざ】
王侯将相寧んぞ種あらんや
【読み方】
おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや
【意味】
努力次第で成功し出世することができるということ。
「王侯」は、帝王と諸侯。「将相」は、将軍と宰相。「種」は、家系と血筋。
「王侯将相寧んぞ種あらんや」という言葉は、王や将軍、宰相といった高い地位に就くのは、家柄や血統ではなく、その人の才能や努力によるということを示しているんだ。
ほぅ!それはつまり、「どんなすごい家の出でもないと、自分の才能や努力で大物になれる」ってことやな。血筋や家柄じゃなく、自分のがんばりや能力で上に行けるんやな。人は努力で道を切り開くことができる、ってことやね。
帝王や諸侯、将軍や宰相になるために必要なのは、家系や血筋ではなくその人の才能次第だということ。
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「王侯将相寧んぞ種あらんや」の解説
カンタン!解説
「王侯将相寧んぞ種あらんや」っていうことわざはね、王や公爵、将軍や宰相といった高い地位につくのは、家の名前や親から受け継いだ血統によるんじゃなくて、自分自身の才能や、どれだけ努力するかによるんだよ、っていう意味だよ。
たとえば、お金持ちの家に生まれたからって、そのままお金持ちになれるわけじゃないし、逆に貧しい家庭から出ても、頑張って学んで努力すれば、素晴らしい成果を上げられるってことを教えてくれるんだ。
この言葉が出てくる「史記」は、中国の古い歴史書で、陳渉世家という部分から引用されているんだよ。「種」ってのは、家系や血統のことを指す言葉だよ。だから、「王侯将相寧んぞ種あらんや」ってことわざは、自分の出自よりも、自分自身の能力や努力を大切にするっていう大切なメッセージを伝えているんだね。
「王侯将相寧んぞ種あらんや」の使い方
事業に成功して稼いだお金で宇宙に行くなんて格好いいなあ。
王侯将相寧んぞ種あらんやよ。健太くんもなれるわよ。
人生切り開けるかどうかは努力次第だよね。
あきらめたら人生そこで終わりよ。
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「王侯将相寧んぞ種あらんや」の例文
- 王侯将相寧んぞ種あらんやだから、実力がない二世議員ではなく懸命に頑張る議員に投票したい。
- 純粋に能力によってはかられるべきで、王侯将相寧んぞ種あらんやだから、血筋を大事にする特権階級の王族はこの世の中に必要ない。
- 王侯将相寧んぞ種あらんやというが、彼は爪に火を点すような生活から努力して這い上がってきた。
- 貧しいからとあきらめず、王侯将相寧んぞ種あらんやを信じてあらゆる奨学金を使って成功する。
- 王侯将相寧んぞ種あらんやといい、努力する者が栄光を手にするべきだ。なのに血筋で難関校に進学することができるこの国の体制に疑問を持つ。