「開いた口へ牡丹餅」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
開いた口へ牡丹餅
【読み方】
あいたくちへぼたもち
【意味】
口を開けたところに牡丹餅が落ちてくるように思いがけない幸運がめぐってくること。努力をしていないにも関わらず、幸運に恵まれることのたとえ。
例えば、何もせんくてもいいところにいいことが起きることがあるってわけや。でも、そんなことばっかりを期待してたら、なかなか上手くいかんこともあるんやで。
【類義語】
・鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
・棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
【英語】
He thinks that roasted larks will fall into his mouth.(ひばりのあぶり肉が口の中に落ちてくると思っている)
「開いた口へ牡丹餅」の解説
「開いた口へ牡丹餅」っていうことわざは、超ラッキーな時のことを言うんだよ。何もしなくても、すごくいいことが突然やってくることを表しているんだ。
例えばね、公園で遊んでいたら、突然空から美味しそうなお菓子が落ちてきて、ちょうど口が開いていたから食べられるみたいな感じ。実際にはそんなことはないけど、そういうすごくラッキーな状況を想像してみて!
この言葉の背景には、誰もが知っている「牡丹餅」というお菓子があって、それがちょうど開いた口に入ってくることからこのことわざができたんだ。つまり、超ラッキーな時や、何もしなくても良いことが起きる時を言いたい時に使うんだよ。
「開いた口へ牡丹餅」の使い方
すごくおいしかったよ。
「開いた口へ牡丹餅」の例文
- 遠縁のおじさんが亡くなって、身内が私だけということで莫大な遺産を相続することになった。開いた口へ牡丹餅とはこのことを言うのか。
- 就職の面接に落ちてしまい、帰り道を歩いていたら、モデルにならないかとスカウトされたんだ。開いた口へ牡丹餅というような話だよ。
- それほど営業成績が良いわけではないにも関わらず、開いた口へ牡丹餅というような、昇進の話に驚いている。
- 公園で出会った人にもらった宝くじが一等に当選していて、開いた口へ牡丹餅だ。
- 今度の大会で優勝することは、開いた口へ牡丹餅というわけにはいかないだろう。
「開いた口へ牡丹餅」の文学作品などの用例
あいたくちへぼたもちのうまいはなしにいままでふさいだ気をとりなおし(仮名垣魯文/西洋道中膝栗毛/1870〜76)
まとめ
期待をしていないにも関わらず、思いがけないところから幸運が舞い込むことは、とてもうれしいことですね。
しかし、開いた口へ牡丹餅ということばかり期待をせずに、努力をし向上をすることを心がけて暮らしたいものですね。