「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
あの声で蜥蜴食らうか時鳥
【読み方】
あのこえでとかげくらうかほととぎす
【意味】
人や物事は必ずしも外見だけが全てではなく、外見と中身が同じではないこともあるというたとえ。
見た目は美しいけど、意外と強い、とか、声は優しそうでも、実は怖い人、みたいなことを教えてくれてるんやな。この言葉は、見かけにだまされないようにという注意喚起やな。
【語源・由来】
ホトトギスは、愛らしい姿に美しい鳴き声で古くから日本の文学などに度々登場する鳥だが、その見かけによらず、蜥蜴といった爬虫類を餌として食べる肉食性で、その姿から転じてきている。
【類義語】
・外面如菩薩内心如夜叉
・人は見かけによらぬもの
・蛇食うと聞けば恐ろし雉子の声
【対義語】
・鬼面仏心
【英語訳】
・Don’t judge a book by the cover
・All that glitters is not gold all is not gold that glitters.
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」の解説
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」ということわざはね、人や物事は見た目だけじゃわからないことがたくさんあるよ、という意味だよ。
これは江戸時代の詩人、榎本其角が作った句から来ているんだ。ホトトギスっていう鳥が、すごく美しい声で鳴くんだけど、その鳥がトカゲを捕まえて食べるなんてちょっと信じられないでしょ?だけど、本当にそうなんだよ。
だからこのことわざは、「外見だけで人や物事を判断しない方がいいよ」っていう教えを伝えているんだ。見た目は美しいけど、中身は思いもよらないかもしれないし、逆に見た目は地味でも、中身はすごいかもしれないんだよね。
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」の使い方
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」の例文
- いつも怒ってばっかりいる先輩がペットにうさぎを飼ってるなんて、まさにあの声で蜥蜴食らうか時鳥だ。
- みんなからは優しく綺麗な姉だと言われるが、あの声で蜥蜴食らうか時鳥というように、実際は良いものではない。
- 頑固おやじと近所では有名な人が、孫に対してはデレデレで、その姿はまさにあの声で蜥蜴食らうか時鳥だ。
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥というように、決して見た目で判断してはならない。