「鬼面、人を嚇す」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鬼面、人を嚇す
「嚇す」は、「脅す」「威す」とも書く。
「鬼面人を驚かす」ともいう。
【読み方】
きめん、ひとをおどす
【意味】
おおげさな見せかけの威勢で人をおどすこと。
「鬼面、人を嚇す」ということわざは、鬼の面をかぶることで人々を驚かせるように、外見や態度を大げさに見せつけて人を驚かせることのたとえなんだよ。
ああ、それって、外見や態度をちょっと大げさにして、人をびっくりさせたり驚かせるようなことをするんやな。
実際はそんなに怖くないけど、見た目で人をおどかす感じやね。う~ん、そういうテクニックもあるんやな。
【語源・由来】
鬼の面で人をおどす意から。
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「鬼面、人を嚇す」の解説
カンタン!解説
「鬼面、人を嚇す」という言葉は、実際には怖くないけど、その見た目や態度、行動で他の人を怖がらせる、あるいは圧倒するようなことをする様子を表している言葉だよ。
例えば、本当は優しい人が、わざと怖い顔をして他の人を驚かせるようなことを想像してみて。それはまるで、鬼の面をかぶって人を驚かせるようなものだよね。
この言葉は、外見や態度だけで他人を驚かせる、 intimidte(脅かす)ような状況を指して使われることが多いんだ。実際には何も恐ろしいことはないけど、見せかけだけで人をおどかす、という意味合いがあるよ。
「鬼面、人を嚇す」の使い方
鬼面、人を嚇すのは器が小さい人間がやることだよね。
人とうまく付き合えない未成熟な人間がやることよね。
「俺が稼いだお金だから。俺の家だから」っていう僕の父さんがそうだね。
家庭内でしか威張れないかわいそうな人間なんでしょうね。
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「鬼面、人を嚇す」の例文
- ヤンキーは鬼面、人を嚇すという感じで、実は小心者で一人では何もできない人だったりする。
- 鬼面、人を嚇すようでは、社員は委縮してかえって能力を発揮できない。
- 彼は顔面凶器と呼ばれ、鬼面、人を嚇すように顔で人を威嚇する。
- 所詮親の七光りなのに、彼はその権力を笠に着て鬼面、人を嚇す。
- 彼は高圧的な態度で、鬼面、人を嚇すが内心びくついている。
「鬼面、人を嚇す」の文学作品などの用例
そういう私は何うかというに、努めて加工的の警句を製し、会話や作の中へ織り込んで、鬼面人を嚇そうとして、いつも反対に嚇されている、慨嘆すべき道化者なので、尚更巧まない氏の警句には、身に滲む節が多いのである。(国枝史郎の小酒井不木氏スケッチより)