「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
金の卵を産む鵞鳥を殺すな
【読み方】
きんのたまごをうむがちょうをころすな
【意味】
目先の利益にとらわれ、大局を見誤る愚かさを戒めることば。
「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」という言葉は、短期的な利益のために、将来大きな恩恵を受ける可能性があるものを破壊してしまうことの危険性を警告しているんだ。
ほんまに?それはつまり、「今すぐの利益のために、これからもずっと得られる大きなチャンスをなくしちゃいけない」ってことやな。
例えば、金の卵を産む鳥がいたら、卵のためにその鳥を殺したら、これから先もらえる卵がもらえなくなるやん。だから、すぐのことばっかり考えず、先のことも考えなあかんってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「イソップ物語」
毎日一個ずつ金の卵を産む鵞鳥を飼っている男が、鵞鳥の腹の中には大量の金があると思い込み、金を手に入れるために鵞鳥の腹を切り裂き殺してしまい、すべてを失った話から。
【英語】
Don’t kill the goose that lays the golden eggs.
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「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」の解説
カンタン!解説
「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」という言葉は、短期的な利益のために大きな価値を持つものを失ってしまうことの警告や戒めとして使われる表現だよ。
この言葉の背景には、古い物語や伝説がある。物語では、ある家に金の卵を産むガチョウがいた。家の主は、ガチョウが毎日金の卵を産んでくれることに満足せず、ガチョウの体の中にもっと多くの金の卵があると考え、ガチョウを殺して中身を取り出そうとした。でも、ガチョウの中には何もなく、結局家の主は金の卵をこれ以上得ることができなくなってしまった。
この物語から学べるのは、短期的な欲望や利益のために、長期的な価値を持つものを失ってはいけない、という教訓だね。この言葉は、我慢と先見の明を持つことの大切さを示しているよ。
「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」の使い方
目先の利益にとらわれるのは脳の本能なんですって。
それじゃあ不可避じゃないか。
金の卵を産む鵞鳥を殺すなという戒めを心に留めておけばいいのよ。
なるほど。それはいい戒めになりそうだ。
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「金の卵を産む鵞鳥を殺すな」の例文
- 欲を抑え、金の卵を産む鵞鳥を殺すなを守る。
- 金の卵を産む鵞鳥を殺すなというから、目先の利益にとらわれず未来の利益をとる。
- 金の卵を産む鵞鳥を殺し大損をした。君は僕の二の舞にならないよう金の卵を産む鵞鳥を殺すな。
- 利益に走るとろくなことがない。金の卵を産む鵞鳥を殺すなを忘れず先の先まで読んで生きろ。
- 金の卵を産む鵞鳥を殺すなを守り、細く長く生きる人は世渡り上手だ。