【ことわざ】
胸襟を開く
【読み方】
きょうきんをひらく
【意味】
思っていることをすっかり打ち明ける事。心中を隠すところなく打ち明ける事。
【語源・由来】
「胸襟」とは、胸と襟のことで、転じて、「心の中」という意味を表す事から。
【英語訳】
・to be frank
・to speak one’s mind
・to open one’s heart
・to have a heart-to-heart talk (with someone)
「胸憶を開く」と表す事もあります。「胸筋を開く」と表すのは誤りなので、注意が必要です。
また、「胸襟」を使った言葉に「胸襟秀麗」というものがあります。これは、同じく「胸襟」とは「心の中」を表しており、それが「秀麗」つまり「美しい」ということで、「考え方や心構えが正しく立派なさま」を表す言葉です。
また、「胸襟」を使った言葉に「胸襟秀麗」というものがあります。これは、同じく「胸襟」とは「心の中」を表しており、それが「秀麗」つまり「美しい」ということで、「考え方や心構えが正しく立派なさま」を表す言葉です。
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「胸襟を開く」の使い方

最近、授業中や下校中、君はどこか浮かない表情をしているわね。何か悩み事でもあるの?心配だわ。

そうかな?自分では、全く自覚がないよ。特に悩み事もないしね。心配してくれて嬉しいよ。

本当に?君は何かあると一人で抱え込んでしまうところがあるからね。隠さないでもいいのよ。何でも相談して欲しいところだわ。

もちろんさ。いつでも、君には胸襟を開いて話しているよ。君と僕とは、長年の幼なじみじゃないか。嘘なんてつけないよ。
「胸襟を開く」の例文
- いつも仲が悪い彼らだけれども、どうやら一度も、胸襟を開いて話した事はないらしい。
- 君のように、胸襟を開いて話せる友人は、一生のうちでもそうそう簡単に出来ないよ。
- 彼の元へ訪れる人々は、皆初めは警戒しているものの、最後は結果として胸襟を開くことになるようである。
- あいつは全てを話したように見えるが、実際はまだ完全に胸襟を開いていたとは言えないんじゃなかろうか。