「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」の意味(出典)
【ことわざ】
君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず
【読み方】
くんしはまじわりたゆともあくせいをいださず
【意味】
君子は絶縁した人のことも悪く言わないということ。
「悪声」は、悪口。
「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」という言葉は、君子と呼ばれる高潔な人物が、たとえ関係が終わっても、その後にその人の悪口や不満を言うようなことはしない、という意味を持っているんだよ。
ええな、それは。つまり、仲良くしてた人との関係が終わっても、後でその人の悪口とか言わへんってことやな。
まあ、真っ当なことやね。関係が終わった後も、その人のことを尊重して、悪口なんか言わずに済ますんや。高潔って、ええことやな。
【出典】
「史記」
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「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」の解説
カンタン!解説
「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」っていうことわざは、「史記」という古い歴史の本の中の「楽毅伝」という部分から来ているんだよ。
この言葉の意味はね、立派な人や良い人、それが「君子」っていう意味なんだけど、そのような人は、友達や知り合いとの関係が終わったり、仲が悪くなったりしても、その人の悪口を言ったりしないんだよ。
「交わり絶ゆ」とは、関係を終わらせる、つまり、友達や知り合いとのつながりを切ること。「悪声を出ださず」っていうのは、悪口を言わない、という意味だよ。
つまり、このことわざは、たとえ友達や知り合いとの関係が終わっても、後からその人の悪口を言ったりするのはよくない、という教えを伝えているんだ。大切なことは、他人の悪い部分を指摘するよりも、自分の行動や態度を正しく保つことなんだね。
「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」の使い方
絶交して良かった。あんな奴大嫌いだ。
君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずよ。悪口を言うのは器が小さい証拠よ。
だって僕にひどいことを言ったんだよ。
それでも絶縁した人のことを悪く言っちゃダメ。
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「君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず」の例文
- 仲が悪くなった相手を悪しざまに言う人がいるが、君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずだ。見苦しい。
- 君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずで、不仲になった人のことをあれこれ言わず沈黙を守るものだ。
- 喧嘩した相手のことを悪くいって周囲に同意を求めるのは良くない。君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずという。
- 君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずというから、絶交した人のことを悪くいうのは慎む。
- 悪口になるから、君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださずで彼のことをいまさらどうこう言いたくないが、君が次の被害者になる可能性があるから忠告だけさせてほしい。