「秋の鹿は笛に寄る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
秋の鹿は笛に寄る
【読み方】
あきのしかはふえによる
【意味】
人が恋に身を滅ぼしたり、危険な状態に自ら身を投じることのたとえ。
あまりにも一途になりすぎると、自分を守る力を失ってしまうんやろうな。大事なのは、恋に身を投じることも素敵やけど、自分自身を大切にすることやな。
【語源・由来】
秋の牝鹿、牡鹿は発情期のため互いに求め合う気持ちが切実だから、鹿笛に騙されて容易に寄ってくることから。
【類義語】
・妻恋う鹿は笛に寄る(つまこうしかはふえによる)
・笛に寄る鹿は妻を恋う(ふえによるしかはつまをこう)
【英語訳】
People may bring about their demise for love (like a deer coming forth when it hears a hunter’s whistle in mating sea son); it is easy to have one’s weak points taken advantage of
「秋の鹿は笛に寄る」の解説
「秋の鹿は笛に寄る」は、人が恋に身を滅ぼしたり、危険な状態に自ら身を投じることを指すことわざだよ。
このことわざは、秋になると鹿が笛の音に引き寄せられるという自然の光景から派生しているんだ。鹿は笛の音に魅了され、その音に引き寄せられてしまうんだよ。
同じように、人間の感情や欲望も時には理性を超えて行動させてしまうことがあるんだ。恋や情熱に取り憑かれた人は、理性を失い、自らの幸福や安全を犠牲にしてしまうことがあるんだ。
このことわざは、人々に自己制御や冷静な判断を促すために使われることがあるんだ。恋愛や情熱に身を委ねることは魅力的だけど、無謀な行動や自己犠牲が伴う場合には注意が必要なんだ。
だから、「秋の鹿は笛に寄る」ということわざは、恋に身を滅ぼしたり、危険な状態に自ら身を投じることを表しているんだよ。
「秋の鹿は笛に寄る」の使い方
「秋の鹿は笛に寄る」の例文
- 彼は彼女に夢中になっているけれど、どうも怪しい気がするんだ。秋の鹿は笛に寄るということにならないといいけれど心配だ。
- 信じていたのに、こんなことになってしまうなんて。秋の鹿は笛に寄るとなってしまった。
- 秋の鹿は笛に寄ると何度も忠告していたのに、結局全てを失くして気づいたようだ。
- 秋の鹿は笛に寄るというもので、気づいた時にはなにもかも失くしてしまうことだってあるのだよ。
まとめ
恋は人を幸せな気持ちにしてくれるものではないでしょうか。
しかし、夢中になりすぎて正しい判断ができなくなってしまうことで、秋の鹿は笛に寄るということにならないように、気を付けなくてはなりませんね。