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【二の句が継げない】の意味と使い方や例文(語源由来)

二の句が継げない

「二の句が継げない」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
二の句が継げない

【読み方】
にのくがつげない

【意味】
あまりにもおどろいたり、あきれたりして次の言葉が出てこないこと。

ことわざ博士
「二の句が継げない」という表現は、相手から言われたことに対して、何も言い返せなくなる状況、または驚きや呆れて言葉が出ない状況を指しているんだよ。
助手ねこ
それって、つまり、「びっくりしてもう何も言えへん」ってことやな。

なんかものすごいこと言われて、口から出る言葉がなくなっちゃうって感じやな。これは、想定外の事態に対する驚きや戸惑いを表してるんやな。

【語源由来】
「二の句」とは、日本に古くから伝わる雅楽という音楽で歌う曲の後半部分。二の句は急に音が高くなり、一人で歌わないといけないので、むずかしいことから。
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「二の句が継げない」の解説

カンタン!解説
解説
「二の句が継げない」の元々の意味は、昔の歌を歌うときに、途中でうまく歌えなくなってしまう、つまり次の歌詞が出てこないことを表しているんだ。これは昔、日本の宮廷(きゅうてい、つまり王宮や皇宮)で歌われていた「朗詠」(ろうえい)という歌に由来しているんだよ。

朗詠は全部で3段から成り立っていて、1段目は低音、2段目は高音、そして3段目は中音を使って歌うんだよ。ここでいう「二の句」は、その2段目の部分を指しているんだね。「二の句」を歌うときには、音の高さを一つ上げないといけなかったから、ちょっと難しかったんだ。だから「二の句が継げない」は、「難しくて次の歌詞が出てこない」っていう意味になったわけだね。

でも今では、「二の句が継げない」は、「何かに驚いたり、困ったりして言葉が出てこない」っていう意味で使われることが多いんだよ。例えば、「友だちから突然プレゼントをもらって、二の句が継げなかった」とか、「テストの問題を見て二の句が継げなかった」なんて使い方だね。

「二の句が継げない」の使い方

ともこ
健太くん、豚が空を飛んでいたなんて、あまりにばかばかしくて、二の句が継げないわ。
健太
本当なんだよ。三匹の豚が空を飛んでいたんだ。
ともこ
空を飛ぶ三匹の豚って、おおかみに吹き飛ばされたのかしら?ますますばかばかしい話だわ。
健太
本当だってば。ほら、写真がやっと見つかった。風船をいっぱいつけて飛んでいるんだ。かわいいでしょう?ともこちゃん?びっくりしすぎて二の句が継げなくなったの?
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「二の句が継げない」の例文

例文
  1. 健太くんは何て緊張感がないのかと、あきれて二の句が継げなかった。
  2. あまりにも唐突な話に、健太くんは二の句が継げなかった。
  3. 部屋が同じ妹に掃除をするよう注意したら、汚いほうが落ち着くと言われて、二の句が継げなかった。
  4. あっと口を開けたまま二の句が継げなかった。
  5. 命の保証はできないといわれ、二の句が継げなかった。
  6. ともこちゃんは、二の句が継げず困っているようだった。



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