「横車を押す」の意味(語源由来)
【慣用句】
横車を押す
【読み方】
よこぐるまをおす
【意味】
道理に合わないことを無理に押し通すこと。
ほんまに、無理矢理自分の思い通りにしようとするんは良くないんやな。まるで横に車を押すような行動や。
これは、自分の考えだけを押し通すんじゃなくて、他人の意見もちゃんと聞くことの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
車を横に押しても進まないことから。
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「横車を押す」の解説
カンタン!解説
「横車を押す」の言葉の由来は、文字通り「横に車を押す」という行為から来ているんだよ。
車は普通、前後にしか進まないよね。だから、そんな車を無理やり横に押そうとすると、それはかなり困難なことで、無理やり力ずくで行うことになるよね。そこから、理不尽にも無理に自分の意志を通す、つまり、無理矢理に押し通すという意味で「横車を押す」って言うようになったんだ。
たとえば、自分の意見を相手が納得してくれないときに、相手の意見を全く聞かずに、無理やり自分の意見を押し通すような行為を「横車を押す」と言うんだよ。
このことわざは、他人の意見や立場を尊重し、無理矢理自分の思い通りにしようとすることの悪さを教えてくれているんだね。だから、「横車を押す」っていう行為は、避けるべき行為とされているんだよ。
「横車を押す」の使い方
ともこちゃん。そんな、横車を押さないでよ。無理だよ。
十分で、この大盛特大最強ラーメンを食べたら一万円もらえるのよ。もう予約したからキャンセルできないし、普段、私の宿題を見せてあげているんだから、私のために賞金をもらってきてくれるんでしょう?
お世話になっているけど、勝手に予約されても、こちらにも事情や体調があるじゃない。宿題と大食いは関係ないよ。横車を押されても困るよ。
さあ、健太くん時間よ。がんばっていってらっしゃい。
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「横車を押す」の例文
- 家康公は、この噂に根も葉もないことを承知で横車を押すことにした。
- 健太くんは、突き放された寂しさとむなしさでどこまでも横車を押した。
- 彼の怒りは、こちらの横車を押した理論に対して怒ったものともいえるから、こちらにも非があると思う。
- 相手の理屈を全く聞かずに、横車を押す。
- あの子が劇の主役になったのは、PTA会長の母親が横車を押したせいだと言われている。
つまり、人の意見を無視して自分の考えを強制する行動を指しているんだ。