「看板に偽りあり」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
看板に偽りあり
【読み方】
かんばんにいつわりあり
【意味】
実際に売っているものと、看板や見本が異なっているというたとえ。
また、普段発する言葉と実際の行動が一致していないこと。
良さそうな店の看板見て入ったけど、中の商品やサービスが期待ハズレやった、みたいな状態を言うんやな。外見だけあてにせんと、しっかりと中身もチェックせなアカンね。
【語源・由来】
見せているものと、実際のものが違うということ。
【類義語】
・羊頭狗肉(ようとうくにく)
・羊質虎皮(ようひつこひ)
・羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
【対義語】
・看板に偽りなし(かんばんにいつわりなし)
【英語訳】
To cry up wine and sell vinegar.
「看板に偽りあり」の解説
「看板に偽りあり」という言葉を、子供たちにわかりやすく説明すると…
「看板に偽りあり」っていうのは、たとえば、お店の看板に「ジューシーなりんごを売ってます!」って書いてあって、それを見て「おっ、おいしいりんごが買える!」って思ったんだけど、実際に店の中を見たら、全然ジューシーじゃない普通のりんごしか売っていなかった、みたいな感じ。
つまり、約束や宣伝が実際のものと違っていた、っていう意味だよ。言ってることとやってることが違う、とか、見せかけと実際が違う、ということを指す言葉なんだ。このことわざを覚えると、物事を見るときに、外見だけで判断しないで、中身もちゃんと確認することの大切さを学ぶことができるよ。
「看板に偽りあり」の使い方
「看板に偽りあり」の例文
- 親切で丁寧な対応をすると、大きく広告を載せていたけれど、実際には愛想が悪くて仕事も雑で、看板に偽りありだよ。
- 見本ではとても素敵な商品に見えたので、注文をしたけれど、届いてみたら見本とは全く違っていて、看板に偽りありだった。
- 君はいつも店頭に並んでいる見本につられてレストランへ入るけれど、注文して運ばれてきたメニューは見本よりもずっと小さいと嘆いているね。看板に偽りありということもあるんだよ。
- 看板に偽りありという場合もあるのだから、見本ばかりをあてにしてはいけないよ。
- うちの店の商品は、見本と同じになるように心がけて作っている。看板に偽りありということになっては、困るからね。
まとめ
看板や見本を参考にして、お店や商品を決めることがあるのではないでしょうか。
しかし、実際には看板に書かれている内容と違っていたり、見本とはかけ離れている商品だったということが、あるのではないでしょうか。
看板に偽りありとなってしまっては、商売は続かないかもしれませんね。
できるだけ、見本と実際の商品を、同じにすることを心がけたいものですね。