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【揚げ足を取る】の意味と使い方や例文(由来・類義語・英語)

揚げ足を取る

【ことわざ】
揚げ足を取る

【読み方】
あげあしをとる

【意味】
相手の言葉のおかしなところや、言い間違いを、わざと取り上げて、からかったり悪口をいったりすること。

【語源・由来】
相撲で相手が足をげたとき、その足を取って相手をたおすことから。

【類義語】
・言葉尻をとらえる
・重箱の隅をつつく

【英語】
to find fault with someone
to flame someone
to trip up somebody

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「揚げ足を取る」の使い方

健太
政治家の討論番組を見ていたんだけどね、相手がまだ話をしているのに、少しの言葉の間違いを指摘するためだけに、相手の話をさえぎっているのを見て大人げないなと思ったよ。
ともこ
ああいう番組に出る政治家は、人の間違いを指摘するような揚げ足を取ることばかり上手で、自分の意見がないわよね。しかも人の話を聞かない・・・。
健太
そうなんだよね。政治家って僕より間違いなく頭がいいのに、見ていて不愉快だし同意できないんだよね。
ともこ
こうやって、若者の政治不信が進むのよね。
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「揚げ足を取る」の例文

例文
  1. 今回のテストはあまりできなかったと言っている健太くんの揚げ足を取って、「今回もでしょ?」と、ともこちゃんが言った。
  2. 彼女の出した提案の揚げ足を取ってしまったが、ならば、自分の意見を言えと彼女に言われて、言い返せなくなってしまった。
  3. 学校で先生が少し発音を間違えたところを、鈴木くんはすかさず揚げ足を取って笑いものにした。
  4. 彼は、人の揚げ足を取って、反論できなくさせた上に、相手に負けを認めさせるのが上手だから、絶対に気を付けるんだぞ。
  5. 君は、僕の揚げ足を取ってばかりいるけれども、じゃあ、僕は一体どうしたらいいのか具体的に言ってみてくれないか?
  6. あの人は、言葉の揚げ足を取ってばかりいるから、あまり話したくないし、好きじゃない。

「揚げ足を取る」の文学作品などの用例

僕はこう問い詰められてちょっと文句に困ったがすぐと「そんならなぜ先生は孟子を読みます」と揚げ足を取って見た。(国木田独歩の初恋より)





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