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「相手変われど主変わらず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
相手変われど主変わらず
【読み方】
あいてかわれどぬしかわらず
【意味】
相手は次々変わっているにも関わらず、相手をする側はなにも変わらないというたとえ。
まあ、人が変わっても、自分は自分やからな。自分の信じることややり方を貫くってことやな。
【語源・由来】
状況は変化しているのに、本人は変わらずに同じことをくり返していること。
【類義語】
・焼け面火に懲りず(やけづらひにこりず)
・火傷火に懲りず(やけどひにこりず)
・厚皮面火に懲りず(あつかわづらひにこりず)
【英語訳】
Same as usual.
「相手変われど主変わらず」の解説
「相手変われど主変わらず」っていうことわざはね、相手が変わっても、自分自身は変わらずに同じ行動を続けることを指しているんだよ。
例えばね、友達と遊んでいて、友達が突然態度を変えてしまったとしても、自分はいつも通りに接し続けることを表しているんだ。友達が変わっても、自分自身の態度や考え方を変えずに、相変わらず友達と接していくことなんだよ。
このことわざは、相手の態度や行動が変わっても、自分自身が一貫していることの重要性を教えてくれるんだ。相手の変化に左右されず、自分が持つ価値や信念を大切にし続けることが大切なんだよ。
「相手変われど主変わらず」は、相手が変わっても自分自身を変えずに、自分の考えや行動を貫くことを意味しているんだね。
「相手変われど主変わらず」の使い方
「相手変われど主変わらず」の例文
- 相手変われど主変わらずというけれど、兄は5回も浮気が原因で離婚をくり返しているのに、また浮気が原因で6回目の離婚をした。
- 趣味のゴルフは長年練習をしていても、あまり上達していません。先生には相手変われど主変わらずだからだと言われてしまいました。
- 相手変われど主変わらずといいますが、仕事の相方が何度代わっても、自分のやり方は変えられません。
- 姉は成績が上がらないからと、塾に通い始めた。しかし、なかなか結果がでないからと次々に塾を変えているけれど、相手変われど主変わらずが原因だろう。
「相手変われど主変わらず」の文学作品などの用例
降りみ降らずみの梅雨上がりのこと。弘化はこの年きりの六月の下旬だった。江戸八丁堀を合点小路へ切れようとする角の海老床に、今日も朝から陣取って、相手変れど主変らず、いまにもざあっと来そうな空模様を時折大通りの小間物問屋金座屋の物乾しの上に三尺ほどの角に眺めながら、遠くは周の武帝近くは宗桂の手遊を気取っているのは、【中略】(林不忘の釘抜藤吉捕物覚書より)