【ことわざ】
相手変われど主変わらず
【読み方】
あいてかわれどぬしかわらず
【意味】
なにかをするごとに、相手は変わっているにも関わらず、相手をする側はなにも変わらないというたとえ。
相手に使う場合は非難や揶揄(やゆ)することになる。
自分に使う場合は卑下や自嘲することになる。
【語源・由来】
状況は変わっているのに、本人はなにも変わらずに同じことをくり返していることが由来。
【類義語】
・相手変われど手前変わらず(あいてかわれどてまえかわらず)
・焼け面火に懲りず(やけづらひにこりず)
・火傷火に懲りず(やけどひにこりず)
・厚皮面火に懲りず(あつかわづらひにこりず)
【英語訳】
Same as usual.
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「相手変われど主変わらず」の使い方

今までとは別のサッカーのチームに入ることにしたんだ。

先月、別のチームから移ったばかりだったでしょう?

うん。なかなか上達しないのは、チームが合わないからだと思うんだ。

相手変われど主変わらずとはこのことね。
「相手変われど主変わらず」の例文
- あの作家は担当が変わっても、相手変われど主変わらずで原稿の締め切りを守らないらしい。
- 相手変われど主変わらずというけれど、兄は5回も浮気が原因で離婚をくり返しているのに、また浮気が原因で6回目の離婚をした。
- 趣味のゴルフは長年練習をしていても、あまり上達していません。先生には相手変われど主変わらずだからだと言われてしまいました。
- 相手変われど主変わらずといいますが、仕事の相方が何度代わっても、自分のやり方は変えられません。
- 姉は成績が上がらないからと、塾に通い始めた。しかし、なかなか結果がでないからと次々に塾を変えているけれど、相手変われど主変わらずが原因だろう。
仕事にしても趣味にしても、同じことをくり返している人のこと。