「垢も身の内」の意味(語源由来)
【ことわざ】
垢も身の内
【読み方】
あかもみのうち
【意味】
垢も体の一部分には違いないのだから、丹念にこすり落とすことはないという、長風呂の人に対する冷やかしのことば。
なるほど、つまり「垢も身体の一部」ということで、必要以上にこすり落とす必要はないってことやな。それを風呂好きじゃない人をからかう時に使うんやろうな。
長風呂好きな人は、まるで垢が取れないんちゃうかってイメージで使われることもあるみたいやな。まあ、そんな風にからかうのはちょっと意地悪かもしれへんけど、人それぞれ好みがあるってことやな。
【語源・由来】
「腹も身のうち」をもじったもの。
【スポンサーリンク】
「垢も身の内」の解説
カンタン!解説
「垢も身の内」は、長風呂を嘲笑うために使われる表現だよ。
長風呂の人は、長時間の入浴を好み、丹念に体を洗うことに時間をかける傾向があるけど、このことばはそのような人々を冷やかし、時間の無駄遣いや取り越し苦労と見なしているんだ。
つまり、このことばは「垢も身の内垢も無駄にこすり落とす必要はない」と言っているので、長風呂の人を揶揄する言葉として使われることがあるんだよ。
「垢も身の内」の使い方
僕のおじいちゃんは、銭湯が大好きなんだけど、指先のみならず、全身の皮膚がふにゃふにゃになるんじゃないかっていうくらい長風呂で、近所の人達から垢も身の内っていつも言われているんだ。
そんなに長風呂だと一緒に銭湯に行けないわね。
そんなことないんだ。よく一緒に行くんだけど、先にお風呂からあがって、テレビを見ながらコーヒー牛乳を飲んで待っているんだよ。
それはいいわね。
【スポンサーリンク】
「垢も身の内」の例文
- 友人と温泉に行ったのだが、せっかく来たのだからと言って一日中湯船につかっているから、垢も身の内だから、逆に体に障るぞと言ってやった。
- 垢も身の内というように、あんまりお風呂できれいにしすぎても、皮膚にいる常在菌が減って病気になるよと彼女はいつも言う。
- 垢も身の内というように、彼の長風呂には辟易していて、待っている間にこっちは湯冷めしてしまう位に長い。
- 垢も身の内という言葉があるので、僕は二日に一回しかお風呂に入らない。
- 垢も身の内というじゃないかと言って、彼は風呂に入らずシャワーしか浴びないが、たまには湯船でのんびりすればいいと思う。
これは、長時間風呂に入る人をからかう言葉として使われるんだよ。