【ことわざ】
悪女の深情け
【読み方】
あくじょのふかなさけ
【意味】
顔かたちのよくない女性は情け深く、嫉妬心が強いものだということ。ありがた迷惑のたとえ。
【語源・由来】
悪女というような不器用な女性ほど、嫉妬が激しかったり、容姿の醜い女性ほど愛情や嫉妬が深いということが由来。それが男性にとってはありがた迷惑であるというときに用いる。
現在では「悪女」というと、心の悪い女という意味で使われるが、ここでは不器用、醜いという意味で使われるので注意が必要。
【英語訳】
The plainer the woman the fiercer the love.
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「悪女の深情け」の使い方

昨日お使いの途中に道に迷っていたら、同じくらいの年の女の子が声をかけてくれたんだ。

あら、良かったわね。

良くないよ。悪女の深情けというだろう。
その子の後ろから、とてもきれいなお姉さんが歩いてくるから、道を尋ねようと思っていたのに。
その子の後ろから、とてもきれいなお姉さんが歩いてくるから、道を尋ねようと思っていたのに。

まあ、勝手ね!
「悪女の深情け」の例文
- 私にはもったいないくらいの、若くてきれいな男性と付き合うことになったのだから、悪女の深情けにならないように気を付けるわ。
- 悪女の深情けけというけれど、本当にその通りだと思うような出来事にあってしまったよ。
- 容姿は気にしないと思っていたけれど、あれほど嫉妬深いとは思っていなかった。悪女の深情けには大変な思いをした。
- 悪女の深情けといって、いくら親切にされてもあの子を好きになることはないよ。
- 性格が良ければそれでいいといっていた友達も、悪女の深情けというよう嫉妬に悩んでいた。
女性の情けというものはありがたいことだけれど、できるならば美人の情けであって欲しいということから、ありがた迷惑のたとえでも使われる。
まとめ
容姿に関わらず、思う相手に対して嫉妬することはあるのではないでしょうか。
また、親切にしようと思ったことを、容姿が原因でありがた迷惑だと思うことは、とても勝手なことではないでしょうか。
女性は見た目で良し悪しが決まるというわけではないことを知るように、心がけて欲しいものですね。