「蟻の思いも天に届く」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
蟻の思いも天に届く
【読み方】
ありのおもいもてんにとどく
【意味】
力の弱い者でも一心に念じれば望みが達せられることのたとえ。
蟻のように小さくても、心を一つにすれば大きな力になるんやな。これは、思いを強く持つことの大切さを教えてくれることわざやな。
【語源・由来】
蟻のような小さなものでも一心不乱に願うことで、天にその声が届き、願いが叶う意から。
【類義語】
・雨垂れ石を穿つ
・石に立つ矢
・一念岩をも通す
・一念天に通ず
・思う念力岩をも通す
・志ある者は事ついに成る
・精神一到何事か成らざらん
・点滴石を穿つ
・為せば成る、為さねば成らぬ何事も
・蚤の息さえ天に昇る
【英語訳】
・Even the prayers of the lowly are heard in Heaven.
「蟻の思いも天に届く」の解説
「蟻の思いも天に届く」っていうことわざは、どんなに小さな存在であっても、心を一つにして強く願えば、その思いは必ず届くという意味だよ。
例えばね、蟻ってすごくちっちゃい生き物だけど、一生懸命に食べ物を運んだり、巣を作ったりしているよね。それと同じように、私たち人間も、どんなに小さなことでも一生懸命に頑張れば、それは大きな力となって自分の夢や目標を叶えることができるんだよ。
だから、「蟻の思いも天に届く」は、どんなに小さな努力でも大切で、それが自分の夢を叶えるための大きな力になると教えてくれる言葉なんだ。だから、どんなに小さなことでも諦めずに頑張ることが大切だね。
「蟻の思いも天に届く」の使い方
「蟻の思いも天に届く」の例文
- いつだってみんなから馬鹿にされてきたが、蟻の思いも天に届くという言葉を信じ努力したら、今日やっと念願の野球選手になる夢がかなった。
- 蟻の思いも天に届くという言葉は、非力な僕に希望を与えてくれた。
- 叶うはずがないと誰もが言ったが、私はその言葉に耳を貸さず自分の事だけに集中した結果、10年越しの夢が現実になった。蟻の思いも天に届いた瞬間だった。
- 子どもの小さな力で世界を変えることは出来ないと誰かが言ったが、一生懸命努力をした結果、僕の小さな手で幸せな世界へ一歩近づくことができた。まさに蟻の思いも天に届くという言葉を実現させた出来事だった。
つまり、どんなに弱小な者でも、強く願えばその望みは叶うということを教えているんだよ。