「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
足を重ねて立ち、目を仄てて見る
【読み方】
あしをかさねてたち、めをそばだててみる
【意味】
相手を非常に恐れて不安で小さくなるさま。
「目を仄てて見る」は、伏し目になって直視できないこと。
なるほどね。つまり、「ビビってる」とか「めっちゃ怖がってる」ってことを表してるんやな。
足をくっつけて立って、目はちょっと下向きにして、そっと横から見てる。そんな感じやろ。これは、すごく怖い時の人間の反応を上手く表してるんやな。
【語源・由来】
左右の足を重ねて立ち、うつむいて横を見る意から。
【出典】
「漢書」
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「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」の解説
カンタン!解説
「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」っていう表現は、人がすごく怖がっている様子を表す言葉なんだよ。
具体的にはね、自分の両足をぴったりとくっつけて立つような状況を想像してみて。それから、頭をうつむけて、目を細めて、横からちょっとだけ覗くような感じで物事を見るんだ。これはまるで、何か怖いものが目の前にあるときに、体を小さくして、怖がりながら様子をうかがう姿を描いているんだよ。
この表現は、「史記」の中の一部、「汲黯伝」から取られているんだ。それを知っていると、日本のことわざや古典文学の理解がもっと深まるよ。だから、「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」っていう言葉は、人がすごく怖がっている様子を表す時に使うんだよ。
「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」の使い方
健太くん。あの人が怖いの?
わかる?小さい頃よく怒鳴られていたから、今でも姿を見るだけで怖いんだよね。
あの人が視界に入った途端、足を重ねて立ち、目を仄てて見る感じだったからすぐわかったわ。
恐怖が身にしみ込んでいるんだよ。
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「足を重ねて立ち、目を仄てて見る」の例文
- いつも居丈高な彼が、王様を前にして、足を重ねて立ち、目を仄てて見るだった。
- 死刑宣告が怖いのか、被告人は足を重ねて立ち、目を仄てて見る感じだった。
- 悪童の健太くんでも校長先生に恐れを感じるのか。足を重ねて立ち、目を仄てて見る健太くんの様子に正直驚く。
- 自分たちよりも体格が大きい外国人を見た江戸時代の人たちは、足を重ねて立ち、目を仄てて見るというようだったのだろう。
- 実の父親なのに、その子は足を重ねて立ち、目を仄てて見るといった感じだったので虐待を疑った。
人は恐怖を感じると、体を小さくし、視線を逸らす傾向がある。この表現は、その行動を詳細に表現しているんだ。