「頭でっかち尻つぼみ」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
頭でっかち尻つぼみ
「頭でっかち尻すぼみ」ともいう。また、「頭でっかち」だけでも用いられる。
【読み方】
あたまでっかちしりつぼみ
【意味】
はじめは大きく堂々としているが、次第に小さく貧弱になること。また、盛んな意気込みで威勢がよかったのが、だんだんに勢いを失って意気地がなくなること。
「頭でっかち尻つぼみ」ということわざは、初めは大きな勢いがあるけれど、終わり方が小さくなってしまう、もしくはだらしないことを指すんだよ。
あー、それはつまり、「始めるだけ元気で、終わりがしょぼい」ってことやな。
スタートは元気よく、でもゴールに近づくにつれてだんだん元気がなくなって、終わり方がだらしなくなるってことやな。これは、元気よく始めただけじゃあかん、最後まで元気にやり抜くことが大切ってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
頭は大きくて立派だが尾は小さくて貧弱だという意味。
【類義語】
・頭でっかの腰細
・竜頭蛇尾
【対義語】
・始めは処女の如く、後は脱兎の如し
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「頭でっかち尻つぼみ」の解説
カンタン!解説
「頭でっかち尻つぼみ」っていうことわざはね、最初は大きな力や意気込みで始まるけど、最後の方はなんだか小さくて、力が無くなっちゃうことを指すんだよ。
たとえばね、新しいプロジェクトを始める時に、すごくワクワクしてて、たくさんのアイデアや計画を立ててスタートするけど、だんだんと途中でそのモチベーションが下がってきて、最後の方は力が抜けてしまって、あんまり良い結果を出せない、っていう状況を表しているんだ。
これは、「竜頭蛇尾」と同じ意味で、始まりはすごく力強いけど、終わりがちょっとだらしない、っていうことを教えてくれているんだよ。だから、始める時だけでなく、最後まで一貫して力を持続させることが大切なんだね。
「頭でっかち尻つぼみ」の使い方
健太くん。テストの点数が悪くて、あれほどお母さんに怒られて、ようやく反省して勉強する気になっていたのに、もうさぼっているの?
うーん。さぼっていないよ。休憩だよ。
健太くんの勉強に対する意識は、いつも頭でっかち尻つぼみね。
うーん。本当だから、何も言い返せないよ。
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「頭でっかち尻つぼみ」の例文
- 文化祭で喫茶店をやろうという意見になったけれども、手続きや準備の面倒くささに気付き意気込みは頭でっかち尻つぼみになっていった。
- その映画は、最初は原作となった漫画のファンの間で盛り上がりをみせたのに、脚本が今一つだったようで頭でっかち尻つぼみなまま上映終了となった。
- そのカフェはオープン当初は賑わいを見せていたが、最近では客足が悪く閉店する予定だそうで、頭でっかち尻つぼみだった。
- 彼は恥ずかしがり屋なので、最初は大きい声で話そうと努力をするのだが、頭でっかち尻つぼみになって、最後には聞こえなくなる。
- 彼の画家としての人生は、頭でっかち尻つぼみだった。