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「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
当たるも八卦、当たらぬも八卦
【読み方】
あたるもはっけ、あたらぬもはっけ
【意味】
占いは当たる場合もあれば、当たらない場合もあるということ。
占いが全てを決めるわけじゃないから、結果がどうあれ、自分自身の行動が一番大事やな。
【類義語】
・合うも不思議、合わぬも不思議
・合うも合わぬも夢
・八卦の八つ当たり
・当たるも不思議当たらぬも不思議
【英語訳】
・Fortune is fickle and blind.(運は気まぐれ、分からぬもの)
・Fortune-telling does not always come true.
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の解説
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の「八卦」(はっけ)っていうのは、古代中国の占いからきているんだ。中国の占いには「易」(い)という方法があるんだよ。その中に「八卦」という考え方があって、8種類の印象や状態を表す記号のことなんだ。
さて、その「八卦」を使った占いが「当たる」っていうのは、「予測が的中する」って意味だよね。でも逆に、「当たらない」っていうのは、「予測が外れる」って意味だよ。だから、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」って言うのは、つまり、「占いが当たろうが外れようが、それはそれで一緒」というような意味になるんだ。
なので、このことわざは、占いに頼りすぎず、自分で物事を考えて行動することの大切さを教えてくれるんだよ。占いが当たったからといって過信するも良くないし、外れたからといってがっかりするも良くないんだよ。大切なのは、占いの結果を参考にしつつ、自分自身で決断することなんだね。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の使い方
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の例文
- 占いなんて当たるも八卦、当たらぬも八卦。落ち込むことはない。
- おみくじも時の運。当たるも八卦、当たらぬも八卦。
- 今日の占いは、注意日。当たるも八卦、当たらぬも八卦
- 御神籤を引いたら大吉だったけれど、当たるも八卦、当たらぬも八卦。明日は違うかもしれない。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の文学作品などの用例
しかしむかしから当たるも八卦、当たらぬも八卦ということがありますから、凶の卦に当たってもあまりお気におかけなさらん方がよいです(永井荷風のつゆのあとさきより)