【ことわざ】
当たって砕けろ
「当たって砕けよ」と表す事もあります。
【読み方】
あたってくだけろ
【意味】
成功するかどうかわからなくても、思いきってやってみよということ。
【語源・由来】
駄目でもともとなのだからと、決起を促す言葉。
【類義語】
・一か八か
・一擲乾坤を賭す
・乾坤一擲
・丁か半か
・伸るか反るか
【対義語】
・石橋を叩いて渡る
【英語訳】
・Go for broke.
・Take your venture, as many a good ship has done.
・take a chance
・nothing ventured、nothing gained
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「当たって砕けろ」の使い方
僕は今朝電車に乗っていた時、目の前にお年寄りが現れたんだ。
あら、満員電車なのに大変ね。
断られたらどうしようと緊張したけど、当たって砕けろで勇気を出して席を譲ったんだ。
それは偉いわね。なかなか出来る事ではないわ。
「当たって砕けろ」の例文
- いくら考えていても、何も始まらない。とにかく当たって砕けろで行動を起こすべきだ。
- 当たって砕けろで、あまり柄ではないが今回の舞台の主人公役に立候補してみる事にした。
- 当たって砕けろの精神を大事にして、常に挑戦し続ける姿勢を守りたい。
- もしかしたら当たるかもしれないし、当たって砕けろで宝くじを買った。
「当たって砕けろ」の文学作品などの用例
私もこうなればイマイマしい。その肚ならば、こっちもママヨ、当たって砕けろと、悪度胸をきめて、何食わぬ顔、衣子を訪ねた。(坂口安吾のジロリの女より)
例の機頓の慧眼もて、当たって砕ける一六主義(坪内逍遥の当世書生気質より)