【ことわざ】
秋の鹿は笛に寄る
【読み方】
あきのしかはふえによる
【意味】
人が恋に身を滅ぼしたり、危険な状態に自ら身を投じることのたとえ。
【語源・由来】
秋の牝鹿、牡鹿は発情期のため互いに求め合う気持ちが切実だから、鹿笛に騙されて容易に寄ってくることから。
【類義語】
・妻恋う鹿は笛に寄る(つまこうしかはふえによる)
・笛に寄る鹿は妻を恋う(ふえによるしかはつまをこう)
【英語訳】
People may bring about their demise for love (like a deer coming forth when it hears a hunter’s whistle in mating sea son); it is easy to have one’s weak points taken advantage of
【スポンサーリンク】
「秋の鹿は笛に寄る」の使い方
お父さんの会社の上司が急に遊びに来たと思ったら、しばらくうちに泊まっていたよ。
あら、にぎやかだったのね。
そうでもないよ。よくわからないけど、お父さんが秋の鹿は笛に寄るからとため息をついていたよ。
どうやら、大変なことがあったようね。
「秋の鹿は笛に寄る」の例文
- 彼は彼女に夢中になっているけれど、どうも怪しい気がするんだ。秋の鹿は笛に寄るということにならないといいけれど心配だ。
- 信じていたのに、こんなことになってしまうなんて。秋の鹿は笛に寄るとなってしまった。
- 秋の鹿は笛に寄ると何度も忠告していたのに、結局全てを失くして気づいたようだ。
- 秋の鹿は笛に寄るというもので、気づいた時にはなにもかも失くしてしまうことだってあるのだよ。
まとめ
恋は人を幸せな気持ちにしてくれるものではないでしょうか。
しかし、夢中になりすぎて正しい判断ができなくなってしまうことで、秋の鹿は笛に寄るということにならないように、気を付けなくてはなりませんね。