【慣用句】
味も素っ気もない
【読み方】
あじもそっけもない
【意味】
潤いや面白味が全くない。つまらない。
【由来】
「素っ気」は相手への思いやり、好意と言う意味であることから。
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「味も素っ気もない」の使い方

健太くん、どうぞ、そこに座って。気の利いたものが何もなくてごめんなさいね。コップも味も素っ気もない紙コップだし・・・。

ああ、気にしないで。引っ越しの作業で忙しい時にお邪魔した僕が悪いんだから。しかし、急な引っ越しだったねえ。

お父さんが、急にいい家を見つけたから引っ越すぞって宣言してから、もう、大忙しよ。転校が伴わないからよかったんだけどね。

ああ。それはよかった。実は、ともこちゃんが、転校するんじゃないかと心配して今日は来たんだよ。
「味も素っ気もない」の例文
- suicaが落ちていると思い、拾ってみたら、味も素っ気もない、会社のマークと思われるものが大きく印刷されているテレホンカードだった。
- 金銀財宝など、わずらわしかったもの全てが、今は一つも見られなくて、ガランとした灰色のだだっぴろい部屋が、味も素っ気もなく広がっていた。
- 山で遭難しかけて、ようやく、街灯が灯る道路を見つけた時は、味も素っ気もない街灯が、シャンデリアの明かりのように贅沢なものにみえた。
- せっかくのパーティーなのに、彼は、味も素っ気もないグレーのスーツでやってきた。
- いかにも事務的で味も素っ気もないと思われる手紙を、伯父に一本書き送った。