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【足を洗う】の意味と使い方や例文(慣用句)

足を洗う

「足を洗う」の意味

意味

【慣用句】
足を洗う

【読み方】
あしをあらう

【意味】
汚れた足をきれいに洗うことから、悪いおこないや悪い仲間とのつながりをやめて、まじめに生活すること。

ことわざ博士
「足を洗う」という表現は、自分が今まで関わっていた悪い仲間から離れること、または好ましくない生活を改めることを意味しているんだよ。

それに加えて、特定の職業や仕事を辞めるときにも使われる表現なんだ。

助手ねこ
つまり、「足を洗う」って、悪い連中からうまく距離をとる、あるいは今までやってきたやなことをやめるってことを言うんやな。

それと、仕事を辞めるときにも使うんやて。例えば、「ヤクザから足を洗った」とか言うときに使うんやろな。新しい生活を始める、って感じの表現やな。

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「足を洗う」の解説

カンタン!解説
解説

「足を洗う」という言葉は、実は仏教からきているんだよ。昔、僧侶たちが外で修行をして、裸足で歩いたあと、寺に帰って足を洗ったんだって。その行為は、外の世界でついた汚れや、心の中の迷いや混乱を取り除く、つまり心をきれいにするっていう意味があったんだよ。それから、この言葉は「悪いことをやめて、良いことを始める」っていう意味に使われるようになったんだ。

でも、現代ではもっと広い意味で使われるようになって、その人がそれまでの仕事を辞める、つまり新しいことを始めるっていう意味でも使われるんだ。

ちなみに、キリスト教の中にも「足を洗う」っていうエピソードがあるんだ。イエス・キリストが弟子たちの足を洗い、それを通じて「お互いに足を洗うことで、信頼関係を築きましょう」というメッセージを残したとされているんだ。でも、この話は「足を洗う」が「悪いことをやめる」っていう意味とは、直接の関係はないと考えられているんだ。

つまり、「足を洗う」という言葉は、元々は「心をきれいにする」っていう意味があったんだけど、今では「新しいことを始める」っていう広い意味で使われるようになっているんだね。でも、その本質的な意味は「良くないことをやめて、良いことを始める」っていうことなんだよ。

「足を洗う」の使い方

ともこ
健太くん、わたしのお兄ちゃんが、長い浪人生活から足を洗って、晴れて大学生になりました!
健太
本当?よかったね。希望の学部にはいることができたの?
ともこ
ええ。これからまた、勉強の日々が始まるけれど、受験勉強より楽しそうよ。
健太
僕も、がんばろうって思えてきたよ。
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「足を洗う」の例文

例文
  1. 彼は有名などろぼうだったが、娘のために足を洗ったらしい。
  2. レースから足を洗ったのは、この前のレース中の事故で恐怖心が芽生えてしまったからだ。
  3. やくざな職業についている彼が心配だから足を洗わせたい。
  4. 一度はまってしまうと、ギャンブルから足を洗うのは大変だ。
  5. この世界から足を洗って、郷里に帰りたいのでお金をためている。
  6. 彼女は、数年前に漫画家から足を洗って、喫茶店を経営しているんだよ。