【ことわざ】
赤子の手を捻る
「赤子」はあかんぼうの意味で、力のない者のたとえ。
「赤子の手を捻る」を「赤子を捻る」と間違え易いので注意が必要。
【読み方】
あかごのてをひねる
【意味】
①実力がちがいすぎるので、かんたんに相手を負かすことができてしまう。
②抵抗する力がない者に暴力をふるう。
自分と相手の力の差がきわめて大きい場合に用いられる。
「赤子」は、赤ん坊、赤ちゃんのやや古風な言い方。無力の赤ん坊の手を捻るように、たやすくできるという意から。
【類義語】
・赤子の腕をねじる
・大黒柱と腕押し
【英語】
As easy as twisting a baby’s hand
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「赤子の手を捻る」の使い方
健太くん、明日の空手の大会は勝てそうなの?
僕は優勝候補だよ。明日の相手選手はまだ空手を始めたばかりだから楽勝さ!
そうなんだ。それじゃ、赤子の手を捻るようなものね。でも油断はしないでね。
楽勝だよ!ありがとう、ともこちゃん。
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「赤子の手を捻る」の例文
- 君とじゃレベルの差がありすぎて、赤子の手を捻るようなものだよ。
- 先生が折り紙を折るのがとても上手で、小学生たちが苦戦するような作品も、赤子の手を捻るぐらい簡単に作ってしまった。
- 妹が絵を描くのが得意で、小学生向けの絵画コンテストに出展したら、簡単に優勝できた。「赤子の手を捻る」ということわざのように、彼女にとっては簡単なことだった。
- 僕にとっては、赤子の手を捻るより簡単な問題だね。
- 先生が算数の問題を解くとき、とても簡単にできてしまって、まるで「赤子の手を捻る」ように感じた。
- 彼は長年の営業経験があり、新人営業マンが苦戦するような取引でも、赤子の手を捻るかのようにスムーズにクライアントとの交渉を進めることができた。
【注意!】間違った例文
❌「健太くんは、赤子の手を捻るように、なんとか今日の空手の試合で勝つことができた。相手も非常に強くて、まさに接戦の試合だった。」
この使い方は間違い。「赤子の手を捻る」ということわざは、圧倒的な力の差がある場合に用います。ちょっとの力の差の場合は用いません。