【ことわざ】
秋の日は釣瓶落とし
釣瓶(つるべ)=井戸の水をくむために竿(さお)をつけておろす桶(おけ)。
【読み方】
あきのひはつるべおとし
【意味】
秋の日暮れはとても早いというたとえ。
「秋の日は釣瓶落とし」を日にちとして用いるのは間違い。
【語源・由来】
秋の日は井戸の中へつるべを落とすように一気に沈むことから。
【類義語】
・秋の日の鉈落とし(あきのひのなたおとし)
【対義語】
・春の日は暮れそうで暮れぬ
【英語訳】
We say the autumn sun sinks as quickly as a bucket falling into a well.
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「秋の日は釣瓶落とし」の使い方
うわー、勉強してたらもう外が真っ暗になっちゃった!
本当ね。さっきまであんなに明るかったのに。秋の日は釣瓶落としっていうからね。
いつもよりも集中してただけと思ったら、そうじゃなかったんだね(笑)
健太くん、まだ勉強しだしてから10分しかたってないわよ!!
「秋の日は釣瓶落とし」の例文
- 秋の日は釣瓶落としで、暗くなるのが早くなったね。
- 秋の日は釣瓶落とし、あっというまに日が暮れますね。
- もうすぐしたら下山しよう。秋の日は釣瓶落としだからあと少ししたら暗くなるよ。
<間違った例文>
❌秋の日は釣瓶落としで、あっという間に冬が来る。
日にちで使う場合は、「秋の日は釣瓶落とし」は使いませんので、注意が必要です。
「秋の日は釣瓶落とし」の文学作品などの使用例
おや、もう夕方になりましたね。秋の日は釣瓶落としというが、なるほど昏くれるのも早うございますな[松本清張*西海道談綺|1976~77]