【慣用句】
何処吹く風
【読み方】
どこふくかぜ
【意味】
普通の感覚の持ち主なら無視できないことを、自分にかかわりのないこととして無関心を装う様子。
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「何処吹く風」の使い方
健太君は、お友だちといつも仲良くしているけど、いやだと思ったことはないの?
直接はないね。ただ、空手を指導している先生が、ある上級生に何度も同じ注意をしているのに、その人が、何処吹く風と聞き流しているのが、いつも、いやだなと思って見ているけどね。
それはいけないわね。空手は、一歩誤ると、相手に怪我をさせるわけでしょう。
ともこちゃんの言うとおりだよ。先生も、そういう意味で、何度も注意しているんだと思うね。
「何処吹く風」の例文
- 彼は、上司の忠告も、何処吹く風と聞き流している。
- 彼は、就職が決まり、卒業試験のことなど何処吹く風と遊び回っている。
- 彼は、親の心配など何処吹く風で、のうのうと暮らしている。
- 共謀法案が成立した以上、賛成派にとっては、そんな反対論は何処吹く風だ。
- 出席者の多くは、自治行政に関して、何処吹く風という表情だった。