「風の便り」の意味
【慣用句】
風の便り
【読み方】
かぜのたより
【意味】
風が運んでくるように、どこからともなく伝わってくるうわさ。
「風の便り」という言葉は、特定の人から直接情報を得たわけではないけれど、何となく耳に入ってきた情報、あるいはうわさを指すんだよ。
つまり、「どこからともなく聞いた話」ってことやな。特定の人から直接教えてもらったわけやないけど、なんとなく耳に飛び込んできた情報のことを言うんやな。
これは、情報が人から人へと伝わっていく様子を表してるんやな。
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「風の便り」の解説
カンタン!解説
「風の便り」は、どこからともなく、何の前触れもなく伝わってきた情報やニュースのことを指すんだ。
例えばね、ある友達が引っ越したとか、学校の先生が結婚したとか、そういう情報が、特定の人から聞いたわけでもないけど、なんとなく知ったときに使う言葉なんだよ。
風はどこから来てどこへ行くのか、それをはっきりと知ることはできないよね。だから、「風の便り」という言葉は、情報源がはっきりしないけど、なんとなくその情報を得た、という意味になるんだ。
「便り」は情報や知らせの意味で、「風の」をつけることで、その情報がどこからともなく伝わってきたことを表しているんだ。
「風の便り」の使い方
幼稚園のときの女の先生、やめたらしいけど。ともこちゃんは、どうしてなのか知っているの?
ううん。はっきりしたことは分からないけど、結婚するらしいというのは、風の便りに聞いたけど。
そうなんだ。二人とも、よく面倒をみてもらったからね。なつかしいなー。
そうね。私が熱を出して休んだときには、自宅まで、心配してきてくれたもの。優しい先生だったわねー。
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「風の便り」の例文
- A君が、アメリカに留学したことを風の便りに聞いた。
- 風の便りに、B君が、青年海外協力隊としてアフリカに赴き、活躍しているらしいということを聞いた。
- 風の便りに聞いたけれど、高校時代の友人がプロボクサーになっているらしい。
- C君が、北海道の高校で英語教師をしていると、最近になり、風の便りに聞いた。
- しばらくだね。大病を患って入院しているというのは、風の便りに聞いたけど、大丈夫なの?
- 海外勤務が長かったため、みんなのことはおろか、親友だったD君のことさえも、帰国した際に、風の便りに聞くにすぎない。
【注意!】間違った例文
❌「健太くんから風の便りに聞いたけれど、新しい先生がくるんだって。」
この使い方は間違い。「風の便り」は、聞いた人がはっきりわかっているときには使わない。