【慣用句】
屁の河童
【読み方】
へのかっぱ
【意味】
簡単、容易にできること。「河童の屁」が逆さになったことば。
【語源由来】
河童の屁は水中でするため勢いがないことからという説、「木っ端の火」(簡単に火がつくが、すぐに燃え尽きる)がなまったという説などがある。
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「屁の河童」の使い方
健太くん。空手の大会で優勝するのは屁の河童よね?
えっ?・・・屁の河童ではないけれど、勝つつもりで勝負に挑むよ。
あれだけ練習しても、あれだけ強くても屁の河童じゃないの?
そりゃあ、時の運もあるし、世の中にはいろんな猛者がいるからね。
「屁の河童」の例文
- これだけのお金があったら、この先どんなことが起ころうとも屁の河童だし、わが家は末代まで安泰ですわ。
- 彼には時間の観念がなく、一時間遅れることなど屁の河童で、いつものことだ。
- こういう難しい問題でも、彼は得意で屁の河童だと思うから、答えを教えてもらうと良いよ。
- この曲をピアノで弾けるとしたら彼しかいないだろうし、彼なら屁の河童と言って引き受けてくれるだろう。
- この機械は、もう古くて部品を作っている会社が存在しないのだが、彼の会社の技術なら、同じものを作るのも屁の河童だろう。
- バラという漢字が書けるかだって?漢字が大好きな僕には屁の河童に決まっているじゃないか。
「屁の河童」を英語で言うと?
「屁の河童」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
It’s a piece of cake.
- 直訳:容易にできることだ。
- 意味:簡単でなんともないことだ。
It’s a breeze.
- 意味:楽勝なことだ。
- 用語:breeze:そよ風
It’s a cinch.
- 意味:とても簡単なことだ。
- 用語:cinch:簡単なこと、容易いこと