「生き馬の目を抜く」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
生き馬の目を抜く
「生き馬の目をくじる」ともいう。
【読み方】
いきうまのめをぬく
【意味】
生きている馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。
「生きている馬の目を抜き取るほど」は、非常にすばやく物事を行うという意味があるんだよ。それはまた、常に注意深く、油断しない態度を示しているよ。
えー、それはほんまにすごいな。つまり、超速で物事をこなすってことやな。生きてる馬の目を抜き取るほど早く動くって、想像しただけでゾッとするわ。
それは、気を抜かず、いつでも機敏に行動することの大切さを教えてくれてるんやな。これは、注意力と行動力の重要性を伝える表現やな。
素早く物事を行うことを「生きた馬の目ですら抜き取ってしまうほど素早い」という風に例えたのがこの言葉の由来です。「馬の目」と喩えられた理由は、類句に「生き牛の目を抜く」があるため、人との関わりが深い動物であったからと考えられます。
牛よりも馬の方が足が速く、目を抜くことがより難しそうであることから、「生き牛」よりも「生き馬」が一般的に用いられるようになったと言われています。
【類義語】
・生き牛の目を抉る
・生き牛の目を抜く
【英語】
Water sleeps, the enemy wakes.
驚きの形容で使うのは誤りです。例文、予想外の展開に、彼は生き馬の目を抜くほど驚愕していたなどの使い方は間違い。
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「生き馬の目を抜く」の解説
カンタン!解説
「生き馬の目を抜く」っていうことわざは、物事をとてもすばやく、またはとても鋭く行うことを指すんだよ。たとえばね、あることが急に起きた時に、すぐに対処したり、とても早く仕事を終わらせたりすることを表しているんだ。
この表現は、まさに「生きている馬の目を抜く」ほどのスピードと機敏さを必要とする事象について使われるんだ。それは、非常に速い行動や、瞬時の判断が求められるような状況を表しているんだね。
また、「生き馬の目を抜く」は、油断が許されない状況、つまり、常に注意深く、慎重にならないといけない状況を示すこともあるよ。だから、このことわざは、いつも全力で、すばやく、そして慎重に行動しなければならないことを教えてくれるんだよ。
「生き馬の目を抜く」の使い方
あの子すごいね!何回もテストで満点取るなんて。
ほんとう…。僕もああなりたいなー。
でもあの子、生き馬の目を抜くような態度で先生たちから、嫌われているらしいよ。
ええーそうだったの!知らなかった。
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「生き馬の目を抜く」の例文
- 生き馬の目を抜くような部長でも、彼は人間味に欠けているから信用できない。
- 生き馬の目を抜くというマスコミも、捜査の仕方によっては協力を惜しまない。
- 彼は、苦戦していたが、生き馬の目を抜く中国で、利益を出した。
- 生き馬の目を抜く業界でやっていくには、やはり、それなりのものが必要だ。
- 彼の神経は、生き馬の目を抜くほどだ。