「一杯食わされる」の意味(類義語)
【慣用句】
一杯食わされる
【読み方】
いっぱいくわされる
【意味】
まんまとだまされること。「一杯」は、ここでは一つのたくらみ。


これは、油断せずに常に周りを見て、警戒心を持つことの大切さを教えてくれるわけやな。
【類義語】
一杯食う(いっぱいくう)
「一杯食わされる」の解説
「一杯食わされる」っていう表現は、「騙される」や「困った状況にされる」っていう意味なんだよ。
「一杯」っていう部分は、「一つの杯・茶碗などに入る分量」を指していて、「食わされる」は本来「食べ物を与えられる」っていう意味だよね。でもこの表現の中では、それらが比喩的に使われていて、困った状況や騙される状況を指しているんだ。
この言葉の由来は完全には分かっていないんだけど、2つの説があるよ。1つ目の説は、「得体の知れないものを一杯食べさせられる」から来ているというもの。これは、良くないものを食べさせられるような状況、つまり騙されるような状況を指しているんだよね。
もう1つの説は、「食わす」っていう言葉がもともと「だます」という意味を持っていて、「食わされる」という文字を使うことから、食べ物のように「一杯」と後付けしたらしいんだ。
とにかく、「一杯食わされる」っていうときは、良くない状況にされる、あるいは騙されるという意味で使われるんだよ。
「一杯食わされる」の使い方




「一杯食わされる」の例文
- 私もこれには一杯食わされたのだから、あいつは本当に、ずるい男だと思うよ。
- 僕は、自分で気が付かないうちに、やつに一杯食わされたのだろうかと、胸のうちに穏やかならぬ感情を抱いたのだった。
- 僕は、この手紙には一杯食わされてしまったのだが、文章も字も下手くそで小学生の書いたものだと思ったら、高校生がわざと下手に書いたものだった。
- ケーキだと思ったら、ケーキのように見えるご飯だったので一杯食わされたと思った。
- 彼にはいつも一杯食わされて悔しい思いをするのに、なぜか縁を切ることができない。
- 待ち合わせ場所に行ったら、誰もいなかったので、そこで初めて一杯食わされたことに気が付いたのだった。























