「ことわざ・慣用句」のLINEスタンプ発売中♪

【一服盛る】の意味と使い方や例文(慣用句)

一服盛る

「一服盛る」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
一服盛る

【読み方】
いっぷくもる

【意味】
毒薬を調合する。毒薬を飲ませる。
少額のわいろを渡す。鼻薬(はなぐすり)をかがせる。

ことわざ博士
「一服盛る」という表現は、文字通りには毒薬を混ぜることを意味しているんだ。

もちろん、これは現代では比喩的に、他人に対して何らかの危害を加える、或いは、他人を陥れるような行動を示すことが多いよ。

助手ねこ
つまり、「あの人、なんか怪しいことしとるわ」っていう感じやな。

直接的には毒を盛るっていうけど、実際は他人を危険にさらしたり、困らせるような行動を指すんやな。ほんまは人に対してはこんなことせんほうがええな。

【語源由来】
「一服」が粉薬一回分。「盛る」が 薬剤を調合する。また、それを与えるという意味であることから。

【スポンサーリンク】

「一服盛る」の解説

カンタン!解説
解説

「一服盛る」っていう言葉はね、毒薬を作る、または誰かに毒薬を飲ませるという意味なんだよ。この「一服」は、薬の一包みを指していて、昔は薬を紙に包んで渡すのが普通だったから、「服」が一包みを数える単位として使われてたんだよ。

それに、「盛る」っていうのは、粉薬を作る時に紙の上で山のように盛り上げることを表しているんだ。だから、この言葉を使うときは、だいたい何か良くないことを暗示していることが多いんだよね。たとえば、誰かに害を及ぼそうとする時に使われたりするんだ。

「一服盛る」の使い方

健太
うっ。お腹が痛い。給食に一服盛られたかもしれない。
ともこ
そんな事あるわけないわよ。ほかにお腹が痛いっていう子もいないようだし、食中毒でもないわね。
健太
でも痛い。休んだ子の分に一服盛られていたに違いない。
ともこ
ええー。二人分食べたの?それは一服盛られたんじゃなくて、単なる食べ過ぎよ。
【スポンサーリンク】

「一服盛る」の例文

例文
  1. 門番に一服盛って眠らせておいて、その城に侵入することにした。
  2. 彼女は自殺したんだろうなんて思っていましたが、誰かに一服盛られて、自殺に見せかけられたんですね。
  3. 誰かにハンカチで口元を抑えられ、その時に、一服盛られたようで目が覚めたら旦那様が殺されていました。
  4. 対戦相手が優勝候補だなんて、あっちのチームのエースに一服盛るでもしないと勝てない。
  5. 五つあるコーヒーカップを五人の誰がどれをとるかわからないのに、犯人はどうやって彼に一服盛ったのか。