「一本槍」の意味(語源由来)
【慣用句】
一本槍
【読み方】
いっぽんやり
【意味】
ただ一つの態度、やり方を最後まで貫き通すこと。
つまり、「一つのやり方だけで突き進む」っていうことやな。自分が一番得意とする技や手法を使って、一貫して進んでいくことを言うんやな。
これは、自分の得意なことを知って、それを活用することの重要さを教えてくれるんやろな。
【語源由来】
槍一本だけで敵を倒そうとすることから。
【スポンサーリンク】
「一本槍」の解説
カンタン!解説
「一本槍」っていう言葉はね、文字通りには「一本の槍」っていう意味なんだけど、それ以外にもいろんな意味があるんだよ。
昔の時代には、お金があまりない下級の武士が一本の槍だけを持って戦いに挑むことがあったんだ。その武士たちは、その一本の槍で敵を倒す以外に勝つ方法がなかったから、一本槍は「ただ一つの方法や手段」や「唯一の得意技」の意味になったんだよ。
例えば、友達との遊びで、君がすごく得意なことが一つだけあって、その得意なことでいつも勝っているとするね。そんな時、君は「一本槍」って言われるかもしれないんだ。それは、君がその一つの得意なことでずっと勝ち続けているからだよ。
また、「一本槍」は、自分の意見や考えを絶対に変えない、それをずっと押し通すことも表すことがあるんだ。例えば、ある考えや意見にとても固執していて、それを絶対に変えない人も、「一本槍」って言われることがあるよ。
「一本槍」の使い方
物事というのは、順調一本槍ではいかないものだねえ。
そうね。人生がずっと順調だと、人間は怠けて考えることをやめてしまうかもしれないわね。
そうかなあ。順調一本槍だと平和な世の中になると思うけどなあ。
健太くんも、順調一本槍な世界にはすぐに飽きてしまうと思うけどな。
【スポンサーリンク】
「一本槍」の例文
- 彼の投球は、スピードはすごいのだが、コースと高低を変えるだけで球種は直球一本槍なのである。
- 彼の性格は、まじめ一本槍なので、とにかく曲がったことが大嫌いで、まじめすぎて鋼鉄のように柔軟性がないのだ。
- 彼は仕事一本槍の男だったので、家族のことなど省みることは無かったのではないのだろうか。
- 大学の四年間は法律一本槍で過ごしたわけではなく、様々なことに興味を持ち、挑戦してみたのだった。
- この場は、苦笑いの一本槍で切り抜けてしまうのが一番の策であるように思えたので、僕はそうしたのだ。
それはその人の最も得意とする技やスキルを指すこともあるね。