「一枚噛む」の意味
【慣用句】
一枚噛む
【読み方】
いちまいかむ
【意味】
ある事柄に一員として加わり、何らかの役割を果たす。関係する。
どちらかというと、あまり好ましくない事柄に使うことが多い。
「一枚噛む」という表現は、ある事柄に何らかの形で関与していることを指すんだ。特に、何かネガティブな事柄に関わっているときによく使われるよ。
つまり、「何かにちょっとでも関わってる」ってことやな。全部ではなくても、一部分でも関わってるってことか。それに、何か悪いことに関わってるときに使われることが多いってわけやな。あんまり良い感じではなさそうやな。
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「一枚噛む」の解説
カンタン!解説
「一枚噛む」という表現はね、何か特定の事情や問題に関わっていることを示すんだよ。たとえば、ある事件に関与している人がいたら、その人は「事件に一枚噛んでいる」って言うことができるんだ。
この言葉の由来は、昔の芝居から来ていて、一枚の看板に役者一人の名前が書かれていたことに由来しているんだよ。「一枚」とはその看板の一人を表し、そこから「一人」を意味するようになったのさ。
「噛む」という言葉には、「関わる」という意味があるから、「一枚噛む」は「その事柄に関わっている人物がいる」という意味になるんだ。
だけどね、現在ではこの表現はちょっとネガティブな意味合いで使われることが多くなっていて、何か問題や悪事に関与していることを示すことが多いんだよね。でも、もともとは必ずしも悪事に関わることを指す言葉ではなかったんだよ。
「一枚噛む」の使い方
旧校舎が壊されず保存されることになったそうだね。ともこちゃんも保存活動に一枚噛んでいたんでしょう?
ええ、そうなの。あんな素敵な歴史的建造物が壊されるのを黙って見ていることはできなかったものだから。
市との交渉は大変だったでしょう?
そんなことはなかったの。わたしのおじいちゃんが、市長の親友だったから一枚噛んでくれて交渉はとてもスムーズに進んだのよ。
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「一枚噛む」の例文
- この事件には社長が一枚噛んでいるらしいという噂を耳にしたんだ。
- この新しい商業施設を建設するために、私も一枚噛ませてもらったんだよ。
- 僕が一枚噛んでいることがわかったら、それこそ大問題になるから、僕の名前が表に出ないようにしないといけないな。
- 先生の失脚には、私も一枚噛んでいたので、責任を感じて、先生の身のまわりの世話を焼くようになったのだった。
- この件に、私の娘が一枚噛んでいるとしたら、知らん顔をしているわけにはいかなくなってくる。