彼方を祝えば此方の怨み | 穴の端を覗く |
穴を掘って言い入る | 姉女房は身代の薬 |
姉は菅笠、妹は日傘 | あの世千日、この世一日 |
訐きて以て直と為す者を悪む | 家鴨の鴨の気位 |
危ない事は怪我のうち | 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ |
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危ない橋も一度は渡れ | 虻もたからず |
虻も取らず蜂に刺される | 油紙に水を注ぐよう |
油紙へ火の付いたよう | 脂に画き氷に鏤む |
油を以て火を救う | 油を以て油煙を落とす |
阿呆の一徹 | 雨上がりの薬缶照り |
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甘い粉にむせる | 甘い物に蟻がつく |
雨垂れは三途の川 | 雨夜の月 |
余り寒さに風を入る | 余り茶に福あり |
余り円きはまろび易し | 阿弥陀も銭で光る |
網、呑舟の魚を漏らす | 網無くして淵にのぞむな |
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網にかかった魚 | 網にかかるは雑魚ばかり |
網の目から手 | 網の目に風たまらず |
網の目にさえ恋風がたまる | 黄牛に腹突かれる |
雨、塊を破らず | 飴で餅 |
飴と鞭 | 雨に濡れて露恐ろしからず |
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雨の降る日は天気が悪い | 雨の夜にも星 |
雨は花の父母 | 雨晴れて笠を忘る |
雨を冒して韮を剪る | 飴をしゃぶらせる |
飴を舐らせて口をむしる | 危うきこと朝露の如し |
危うきこと累卵の如し | 危うきを見て命を致す |