「石に枕し流れに漱ぐ」の意味とは?(出典)
【ことわざ】
石に枕し流れに漱ぐ
【読み方】
いしにまくらしながれにくちすすぐ
【意味】
石を枕にして眠り、川の流れに口をすすぐように、世間から離れ、自然の中で自由な生活をすること。
つまり、世間のざわつきから離れて、自分らしく生きるってことやな。
石を枕にして川の流れで口をすすぐ…まさに自然の中で自由自在やな。都会の喧噪から離れて、のんびりと山の中で生活するんがええって言うたとえやな。
【出典】
「蜀志」彭羕伝
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「石に枕し流れに漱ぐ」の解説
カンタン!解説
「石に枕し流れに漱ぐ」っていう言葉はね、直訳すると、石を枕にして川の流れで口をすすいでるっていう意味なんだ。
でも、これはもっと大きな意味を持っていて、人が普通の社会から離れて、自然の中で自由に生活をするってことを示しているんだよ。中国の古い物語の一つ「蜀志」に出てくる人物、彭羕がそんな生活を送っていたから、この言葉が使われるようになったんだよ。
たとえば、学校や仕事、家のことで忙しくてストレスがたまるとき、あるいは自分のことばっかり考えて、他人に優しくできないときには、「石に枕し流れに漱ぐ」みたいに、自然の中で生活するとか、自分の心を自由にするとか、そういうことを考えるといいかもね。そういうことをこの言葉は教えてくれているんだよ。
「石に枕し流れに漱ぐ」の使い方
あーあ、宿題も学校もないところで住みたいな。石に枕し流れに漱ぐみたいな自由気ままな生活をしたい。
あら。健太くんは虫が嫌いだから、きっと一日ももたないで音を上げて帰ってくることになると思うわよ。
そうかなあ。意外と、たくましく生活していくことはできないかなあ。
お腹がすいた、テレビが見たい、虫が嫌いって大泣きすると思うわ。
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「石に枕し流れに漱ぐ」の例文
- 石に枕し流れに漱ぐような生活がしたいと言って、彼は無人島に引っ越していった。
- 人とのかかわりが苦手なので、石に枕し流れに漱ぐような俗世間から離れた生活がしたい。
- 彼は、石に枕し流れに漱ぐような暮らしをするんだと言って、すべてを投げ捨てて、山に籠もった。
- 彼は、石に枕し流れに漱ぐ生活をする事で、何かを悟ったようだった。
- 石に枕し流れに漱ぐ生活は自由だけど、自由であることは不自由と同義だと気づいて帰ってくるだろうよ。
これは、人々から離れて自然の中に身を寄せ、自由に生活することを表現しているよ。