「一笑に付す」の意味
【慣用句】
一笑に付す
【読み方】
いっしょうにふす
【意味】
笑って問題にしないでいる。ばかにして相手にしない。
ちょっと気になることでも、あんまり深刻にならずに軽く笑って流すことができるんやな。
「一笑に付す」の解説
「一笑に付す」っていう表現は、問題や困難な事態に直面したとき、それを悩んだり落ち込んだりせずに、笑って軽く受け流すことを表しているんだよ。
ここでの「一笑」っていうのは、「ちょっとだけ笑うこと」または「問題を笑い話にしてしまうこと」って意味なんだ。それから、「付す」っていう言葉は「解決する」や「処理する」っていう意味があるんだよね。
だから、「一笑に付す」っていう言葉全体としては、「笑いながら問題を解決する」または「問題を笑い飛ばしてしまう」っていう感じになるんだよ。
例えばね、友達が小さな失敗をして悩んでいる時、その友達に「大丈夫だよ、そんなことくよくよすることないよ。一笑に付すぐらいのことさ!」って言うことができるんだ。これは、「そんなことは笑ってしまえばいいんだよ、それくらいのことで悩む必要はないよ」と励ましているという意味になるんだよ。
なので、「一笑に付す」っていう言葉は、悩み事や困難をポジティブに捉え、笑いで軽く受け流すという前向きな姿勢を示しているんだよ。
「一笑に付す」の使い方
「一笑に付す」の例文
- 彼の出したアイディアは、「そんなものは古めかしいだけだ」と若い人たちは一笑に付すかもしれない。
- 彼女は殺人事件の目撃者の一人だったが、そのうち三人が不慮の事故で死亡し、自分も殺されるのではないかと心配していたが、私はその話を一笑に付した。
- シャーロック・ホームズは、他の名探偵の推理を一笑に付して、真相を明らかにして去っていく。
- 君の懸念を一笑に付してしまうことができたらどんなにうれしいことだろう。
- 彼と100メートルを走って負けたが、たかが徒競走ではないか、と軽く考えてもみたし、自分の価値が下がるわけではない、と一笑に付そうともしたが、どうにも収まらない。
つまり、あまり深刻にとらえずに、むしろ笑って問題を放置するという態度を示しているんだ。